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記憶や思いが宿るから

こんばんは。
ちょうど先週、移植延期が決まってテンションはどん底だったのですが、
今日は一転、とてもハッピーな1日でした!
天気も良いし、仕事は上手くいくし、美容院ではヘッドスパやトリートメントと贅沢に色々やってもらい、美味しいメンチカツを夕食で頂き、、、
今日は幸せ~な夢が見られると期待満々な今日この頃です。

美容院で読んだ雑誌に『寂しい夜特集』なるものがありました。
皆さんは、心が砕けそうなほど寂しい夜はありましたか?

私も、幾晩かそんな夜がありました。
そんな夜をやり過ごすため、気持ちのまま素直に泣いてみたり、楽しい動画を見てみたり、今日のように思いを文章として書き殴ってみたり。
疲れて眠っている夫の横で必要以上にぐすぐす鼻を鳴らしてみたり、「はああぁぁ~・・・」と大きめな溜め息を吐いてみたり。寂しいアピールを猛然と決行したりした夜もあります。

あまりしっかりと読み込んではいないのですが、その特集では寂しい夜にオススメの本や音楽等が紹介されていたと思います。
でも、私は寂しい時にあまり音楽を聴きたくないのです。

音楽って、聴いている時の心情や思い出、風景までもが宿りませんか?
聴くだけで、まるでその時にタイムリップしたかのように、鮮明に記憶が蘇ります。

寂しい時に音楽を聴くと、その音楽が悲しい色に染まってしまい、次に聞く時にその気持ちに塗り替えられてしまうのが怖いのです。
だからとっておきの大好きな曲でも、悲しい時に聴いても楽しい気分にさせてくれるものではなく、時差をもって寂しさをデリバリーする曲になってしまうのです。

なので、楽しい時、とりわけ解放的な気分になった時は積極的に音楽を聴き、爽やかな気分を封じ込めています。

自然の中を歩く時、海辺が視界に入った時、夏の暑いお出かけの時、デートに向かう電車の中・・・
たくさんの思い出が焼き付けられた、私の幸せのお供でもある曲は
tioさんの『sign』です。
この曲を江ノ電から風景を眺めながら聴きたくて、そのためだけに鎌倉に行ったこともあります。
ふとした瞬間に聴くと、思い出と共に綺麗な空気が体中に満ちていくような心地になります。

妊活を始めてから、サザンオールスターズさんの『雨上がりにもう一度キスをして』を病院帰りに聴くことが多くなりました。
個人的な印象なのですが、エンディング感のある曲調が、帰路に聴くとテンションが上がるのです。

また
『いつの世にも神様が決めた 粋な未来が待っている』
という歌詞が、いつ聞いても私を励ましてくれます。

今日のような楽しいことずくめの1日はそうあるものではありませんが、
またいつか寂しい夜が巡ってきたら、私は音楽を聴くでもなく、本を読むでも映画を見るでもなく、
その時気持ちが赴くままにやり過ごそうと思います。
どんなに苦しくても、心が張り裂けそうでも、必ず朝が来ますからね。


お読みいただき、ありがとうございました。


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