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怒涛の社会人日記 #1

社会人になって2ヶ月が経った。
この怒涛の2ヶ月、色んな人と出会ってもう大学生だった頃の自分を忘れてしまうくらい環境の変化があった。今の素直な気持ちを忘れない為にも書き残しておこうと思う。

4月からの1ヶ月間、新入社員全員が参加する合同研修があった。最初の2週間を福岡で過ごし、残りの2週間を東京で過ごす。慣れない早起き、毎日のホテル暮らしでへとへとになりながらも充実していたと思う。
弊社の歴史、名刺交換などのビジネスマナーなどを学んだり飲酒運転、違法薬物はやめましょうなど割と誰もが常識として持ってる既成事実をなぞり書きするような毎日だった。

同期はおよそ50人ほどいて、ほぼみんなが会社が事前に予約していた2つのホテルで生活する。まだ社会人としての意識なんて微塵もない"学生に毛が生えた新入社員だった"僕たちは会社の後福岡の美味しいご飯を探検したり、ダーツしたり、同期の中で恋愛沙汰があったり、同じホテルの部屋で飲み明かしたりなどめちゃくちゃ楽しい時間を共有した。

余談だけど福岡に本社がある会社なので九州の人が多いんだけど、九州人の地元の愛し方凄くないか?関東出身のメンツは静かなめな人が多く、必然的に九州男児3人とつるんでいていたのだが事あるごとに九州勢の団結力を感じた。まあそんな中で俺という異国人を受け入れてくれたみんなには感謝しかないけど。

この1ヶ月でどっと疲れた。俺は名前が少しキラキラネームで社会人男性の常識的な髪型とは逸脱した毒キノコみたいな頭をしており、自分で言うのもアレだが目に留まりやすい。入社式の日に1人1人名前を呼ばれる時間があるのだが違う事業部の新卒にも「1発で君のこと覚えたよ」と言われまくった。いいんだが悪いんだかわからないが、自己紹介をするとほぼ100パーと言っていいほど名前に対しての下りがありそれをこの1ヶ月で合計100回はやったと思う。冗談抜きで。
そしてあんまり新規の友達を作りまくりたいタイプでもないのでそこでの疲労がめちゃくちゃやばかった。これから親になるやつは子どもの名前についてよく考えろ、まじで。
まあ俺はこの名前嫌いじゃないけど笑

そんな日々も過ぎ去り、配属発表の日になった。それぞれ思い思いの気持ちを持ち迎えた配属発表。みんな色んな事情があった。地元をこよなく愛する九州ボーイズ、彼氏との遠距離を終わらせるために死ぬ気で関東を希望する人、将来のキャリアを見据えて僻地を希望する人、色んな人がいた。そんな新入社員の気持ちを汲みながらも1人1人の配属先、住む物件、部署などを考える人事は凄まじいと感じた。

名前順に次々と配属先を言い渡される。この時の感情をなんて形容したらいいんだろう。本当に本当に失礼な言い方をすると特攻隊突撃当日の朝。体感7割方泣いてたと思う。勿論配属に不平不満があり泣いてた人もいるし、同期との別れを惜しみ泣いてる人も大勢いた。かくいう俺の配属先は同期が1人もいない京都、大ハズレではないが準ハズレくらい。涙どころか「俺、京都😅」と予想外の配属先をみんなにぶっ込み反応を楽しんでいた。多分実感が湧いてなかったんだと思う。これから早くても2年、長くて4年その土地に住み続けるということに。いや、ほんの少し感じていた不安に蓋をしたんだろうな。

人事部長の「社会人には辛いこともしんどいこともたくさんある。その壁に皆さんがぶち当たった時は日本中どこにでも私たちは飛んできます」っていう言葉、一生忘れないと思う。

なかなか長くなってしまったので5月のことについては次のnoteで話そうと思う。学生の延長線だった4月を終え、本当の地獄に直面したのはいうまでもない。

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