ウェークサーフィンの”波”の話🌊
今日はボートの引き波で競技を行うウェークサーフィンの大会のお手伝いをしています。
ボートの引き波を使ってサーフィンするこのウェークサーフィンですが、この”波”を起こすために非常に多くの技術がボートに使われていることを知っていますか?
人が乗れるほどの”波”を作り出すためのに必要なのは、まずはボートです!
ボートがないと波が起きないので当然ですね!ウェークサーフィンでは大きくて後ろからも押してくれるパワーのある波が好まれます。
この大きくてパワーのある波を作り出すために、ボートを製造しているメーカーさん達はあらゆる技術をボートに盛り込みます。
※上写真 Wakemakersより引用
大きくてパワーのある波を作り出すのに必要な要素は、まずはボートの”ハル”と呼ばれる船体の形です!
ボートは水を常に掻き分けながら進むので、船体の下を潜って出てくる際の波の形は船体の形が重要になるのです。メーカーごとにハルの形が違うので、まずはここでメーカーごとに特徴のある波が形成されます。
上写真※Centurion and Supreme Boat.com より引用
次にサーフシステムです!
このサーフシステムというのは、ボート後ろに盛り上がってきた波の形をさらに整えるシステムのことを言います!
このシステムもメーカーごとに異なるアプローチで波を整えます。
一つは、船体後部に取り付けられているサイドフラップで、船体を傾かせるタイプです。 ウェークサーフィンで使用する大きな波というのは、ボートが大きく水に沈んだ状態で前進し、ボート後ろにその反発で盛り上がってくる波に乗って行います。なので、ボートが水中に沈み込めば沈み込むほど盛り上がりが強くなり、波が大きくなります。
このフラップは船体を流れてくる水の流れを変えて、船体の片方を持ち上げます。
片方が持ち上がれば、反対側が沈み込むので片方の波が大きく盛り上がるんです!
もう一つは、船体の横にプレートを出して水流を変化させ波を整えるタイプです!
船体後部の片方にプレートが出ると、ここに当たった水流が外側に向かって流れ、反対側の波を大きくするという仕組みです!(言葉で説明するのが難しい笑)
要は、片方の波が反対側より強くなって大きい波が出来上がる感じです笑
後はバラストと言って、タンク内に水を溜め込みボートの重量を増やしボートを沈み込ませます。これは各メーカー標準で備わっている装備ですが、ハイエンドボートにもなると、約2tもの水をタンクに入れられるそうですよ、、、笑
そんなボートが走ると、人の頭と同じくらいの波が出来るので、初見の人は驚くこと間違いなしです笑
ボートのウェークサーフィンは、ボートさえあれば転ぶまでボートの後ろをくっついて滑り続けることが出来るのでエンドレスサーフィンとも呼ばれたりしますね!
去年は世界の果てまで行ってQで出川さんも山中湖で挑戦されていました!
ボートは2,3000万するし、出来る場所は限られてしまいますが、ボートに乗って家族や友達とサーフィンを楽しむなんて休日も非常に魅力的だし、とても良い思い出になること間違いなしなので、是非トライしてみてください!
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