見出し画像

(profile)旧二番隊副隊長ギンジ・旧十番隊副隊長タミコ・ヨシコ


●旧二番隊副隊長・ギンジ

□名前:海鮮丸銀次(海百合党時代:匁(もんめ))

□年齢:37歳(現代軸:57歳)

□誕生日:11月1日(寿司の日)

□身長:186cm

□好きな食べ物:魚系

□嫌いな食べ物:甘いもの

□趣味:忍術創作、創作寿司考案

□仲の良い隊員:ハナヨイ、シュート

□極み:浜の極み「真閃一貫」(水)

□概要

元々、「海百合党」という忍者軍の忍者であった匁。
ある日、「ヴァサラ軍への奇襲」の任務の為王都に潜入した。
覇王・ヴァサラの護衛に着いていたアサヒ、ハナヨイは刺客である匁と相対する。

ハナヨイは匁の瞳の奥に、強迫観念の「色」を見出した。

剣を混じえ、息を切らし迫る匁の心をハナヨイは己の「色」で優しく、それでいて鋭く斬り込む。

「お前さん...刺客にしてはなんだか優し過ぎやしねーかい?」

「肝」を刺され狼狽える匁。

海百合党の掟は厳しく、世代交代には師を殺さねばならず、また同門同士の内ゲバも絶えなかった。

何より、任務失敗はすなわち死。

戦でなく、粛清で命を散らした同門を幾多も目の当たりにしてきた。

いつしか、匁の脳裏には「次は自分が殺されるかもしれない」という不安感と焦燥、

「こんな時代に生まれた」という絶望が強迫観念となり、望まぬ殺しをしなければならなかったのだ。

ハナヨイの言葉に目に熱いものが込み上げた。

そんな中、他の刺客がハナヨイの背中を斬る。

痛みに顔を歪めながらも、目隠しの向こうのその表情は色に溢れ、余裕さえ見えた。

ハナヨイに刺客の剣が向けられた。
その刹那...

匁は咄嗟に刺客の腕に傷を刻んだ。

それは海百合党への決別、
そして今まで封じ込めていた思いを気づかせたハナヨイへの恩に報いるための覚悟であった。

匁は次々刺客を打つ。
刃に塗ったガンガゼ由来の毒により三半規管が狂い立つことすらままならない刺客達。

匁は隙を見てハナヨイを城に送る。

医学にも秀でていた匁は、ハナヨイの背中傷を淡水魚の皮で繋いだ。

目を覚ましたハナヨイは、その鱗のある背中を見て、
「こいつぁいいやぁ。まるで、傷口に龍が住んだみたいだなぁ!」と笑った。

その笑顔に、ギンジは大粒の涙を流した。

まるで、今までの穢れを洗い流すが如く。
初めて流した涙に、ハナヨイは

「とんだ泣き虫忍者がいたもんだ!」

と笑ったが、その瞳は優しく色を放っていた。

匁はその日から名を本名のギンジに改め、ヴァサラ軍に入隊。

ハナヨイへの恩返しの為に。

その後、大戦での諜報活動や活躍により二番隊副隊長を拝命。
アサヒ、ハナヨイを支えた。

□特徴

寿司屋の板前のようだが、これは潜入の際に寿司屋に扮することが多かったため。

また、本職の寿司屋に化けるため、独学で行きつけの寿司屋の味を盗んだ。

ハナヨイが連れて行った小料理屋で出会った女将
「海鮮丸華」と知り合い、結婚。

後に2児の父に。

婿養子に入った為、名前が「海鮮丸銀次」となった。

ちなみに妻は「ハナちゃん」、ギンジは「ギンちゃん」と呼びあっている。

ちなみに子供の名は、娘が「白寿」(しらす)、息子が「鯛安」(たいあん)

軍では、任務同行した隊員に寿司を振る舞うことも。

また、貧民街への炊き出しの際にはタミコ、ヨシコ、タゴサク、ルーチェと共に駆り出される。
ゼラニウム事件の際には島民に寿司を振舞った。

また、かなり号泣する。
今まで不泣の誓いを立て、泣かぬようにしていた反動。
嬉しい時も泣き、悲しい時も泣く。

九番隊副隊長シュートとは体術を教えた事もあり師と弟子の間柄。
たが、シュートが魚があまり好きでは無いので握るのは納豆巻き。
自己肯定感が低く、危ういシュートを見守る。

寡黙で、義理堅い男。
細目故感情が分かりにくい事を気にしている。
だが内心は慈悲深く優しい。
また、妻を愛している愛妻家。

口調は江戸っ子敬語口調。
一人称は「あっし」
口癖は「○○でごぜぇやす」など。

二人称は、ヴァサラは「頭領」
隊長はメイネ⇒メイネの旦那、オルキス⇒オルキス姐さん
副隊長勢はハナヨイ⇒ハナの字、ナバリ⇒ナバの字
と呼んでいる。

□浜の極み「真閃一貫」


擬似的な水中を生成し、忍術と剣技を組み合わた技で敵を打つ。
また、魚に因んだ技名が着いているのも特徴。
出刃包丁状のカサーベルで戦う。

□見隠の握り《蛸》
蛸墨を噴霧し、身を隠す。

□速駆の握り《鮪》
鮪のような速い動き。

□分身の握り《鰯》
身体を数体に分離する。

□護鎧の握り《蟹》
肌に波動を流し、強固な鎧に換える。

□退路の握り《鮭》
ベストな退避ルートを見つけ出す。

□突の握り《烏賊》
カサーベルで相手の喉を突く

□終の握り《了》(あがり)
擬似水中の濃度を上げ、溺れる相手を一瞬にして切り伏せる。

●旧十番隊副隊長・タミコ


□名前:台所タミコ

□年齢:54歳(現代軸:74歳)

□誕生日:8月18日(お米の日)

□身長:159cm

□好きな食べ物:お漬物

□嫌いな食べ物:パクチー

□趣味:創作料理、手芸

□仲の良い隊員:マルル、ロポポ、ウキグモ、シュート、タゴサク、メイネ

□極み:雷の極み「献立術式」(雷)

□概要

元々街の大衆食堂の女将であったタミコ。
一人で店を切り盛りし、旦那の帰りを待っていた。

だが街に戦乱の波がおしよせた。

旦那はヴァサラ軍の兵士であり、勇敢な男であったが
戦火に巻き込まれて戦死してしまう。

タミコは絶望し、一時期は死を考えたこともあった。

ある日、旦那の遺品整理の際に一枚の手紙を見つけた。

最期に妻の手料理が食べられ無かった後悔が綴られたその手紙に、タミコは涙を流した。

だが、最後の一文がタミコの心に火をつけた。

「僕が死んでも、君の料理は在って欲しい。

僕が幸せになれたように、他の誰かを幸せにして欲しい。」

その言葉に、タミコは一念発起。

戦乱に喘ぐものの為に炊き出しを決行する為ヴァサラ軍の門を叩いた。

名刺代わりに隊長達に「豚汁」を作り振る舞うタミコ。

ヴァサラはタミコの豚汁を「優しく、芯のある味がする」と評した。

奇しくもそれは、初めて自分の手料理を食べた時、旦那が言ってくれた言葉だったのだ。

やがて炊き出しは行われた。
戦地で豚汁を作るタミコ。

だがそこにカムイ軍の奇襲が。

カムイ軍の兵士は無惨にも豚汁鍋を破壊。
地に落ちた食品に涙を流すタミコ。

やがて敵の刃は貧しい人々にも迫った。

....その時、彼女の身体は
まるで落雷のように動いたのだ。

おたまを片手に大立ち回りなタミコ。
やがてカムイ軍は撤退した。

その日からタミコは、「いい料理にはいい身体」をモットーに戦いの特訓に励んだ。

その瞬間だけは、旦那と一心同体になれた感覚がして嬉しく思っていた。

やがて数々の戦で武功を挙げるまで強くなったタミコ。
十番隊副隊長を拝命する。

若妻であるマルルを母の先輩として、副隊長として支えるのであった。

□特徴

タミコの朝は早い。早朝から朝ごはんの支度。
鍋をガンガンと鳴らし隊士を起こす。
九番隊隊員達と大広間で朝ごはん。

王都中央商店街の裏ボスの異名を持つほど安売り情報に秀でている。

ヨシコとはたまには喧嘩もするが仲は良好。
専らイケメンの話に花を咲かせる。
ちなみにジャンニがタイプな模様。

マルルとは隊長、副隊長の間柄でもあり
花嫁修業中のマルルを、料理の面で厳しくも優しく鍛える。
ルーチェに料理のいろはを教え、またウキグモとシュートにも料理を教えている。

□雷の極み「献立術式」

敵を落雷の容量で振り下ろしたカサーベルおたまで打つ。

□壱:御御御付け
おたまカサーベルをかき混ぜる動作により雷を集め振り下ろす。

□弍:灰汁抜
電気をおたまに貯め、打ち水の容量で撒く。

□参:裏漉
地面から突き上げるかのような落雷を放つ。

□肆:米研
敵の周りに雷でボウルを作りその中で落雷を放つ

□奥義:御馳走様
光速で飛び上がり落雷を帯びたおたまの一撃を放つ
だが、マダムの身体には応えるようで一時的に雷の力を失う。

●旧十番隊副隊長・ヨシコ


□名前:繰越ヨシコ

□年齢:49歳(現代軸:69歳)

□誕生日:8月8日(そろばんの日)

□身長:164cm

□好きな食べ物:お豆腐

□嫌いな食べ物:数の子

□趣味:計算、井戸端会議、ガーデニング

□仲の良い隊員:マルル、ロポポ、ウキグモ、シュート、タゴサク、メイネ

□極み:雷の極み「節約術式」(雷)

□概要

ヨシコは小さな母子家庭の母であった。

旦那は息子が産まれてから程なくして病によりこの世を去った。

毎日貧しいが笑いの絶えない家庭であった。

息子は言った。
「いつかヴァサラ軍に入って、僕が家族を支えるんだ!
そしたら、今よりうんと大きい家に住んで、
今までよりうんと楽しく暮らそうね!!」

...だがそんな笑顔をカムイ軍が消し去る。

響いていた笑い声は、いつしか虚無に満ちた家となった。

これほどまでに無い絶望の中、ヨシコは自殺の為に
ハマナス海峡で身投げをする。

だが、既の所で調査に来ていたマルルとロポポがそれを阻止。

ヨシコは先の出来事で衰弱仕切っており、ヴァサラ軍で身柄を預かる事となった。

ヨシコはヴァサラ軍の救護室に送られるが
いかんせん救護室は衛生環境が悪かった。
戦乱で、掃除が行き届かずにいた。

「こんなんじゃ、助かるもんも助からないわよ!」

ヨシコは救護室を単身掃除。
やがて救護室は見違えるほど綺麗になった。

様子を見に来たヴァサラはその様を見て大層驚いた。

やがてヨシコから、ヴァサラは息子の事を聞いた。

その想いを受け止めたヴァサラは
ヨシコを清掃担当として入隊させる。

カムイ軍との戦いは熾烈を極めた。
やがてヴァサラ軍は財政難に陥り、武装もなくジリ貧な状況。

だが、節約の達人だったヨシコはそれを許さない。

「使い古したシーツは雑巾に使えるわよ!」
「いつまでも電気はつけちゃダメよ!こまめに消す!」
「風呂の水はすぐ捨てては勿体ないわ!武器の整備に使いましょう!」

隊長達は口うるさいヨシコを邪険にしていたが、
一人一人が節約を行うことでやがて財政難も回復した。

ある日、カムイ軍の奇襲をヨシコは目の当たりにする。
そこには、亡くした息子と同じくらいの歳の子供が。

いつかの悲劇がフラッシュバックしたヨシコは、怒りの叫びと共に持っていた箒を振り回す。
兵士に捕まり暴力を受けるヨシコ。

だが、息子を奪った者たちへの怒りはその身を戦士に変え、悪を焦がす放電を放った。

カムイ軍はすぐさま退避。
命を守ったヨシコは気づく。

「私のような思いをする人を増やしてはいけないのよ!」と。

やがてヨシコは兵士に志願。
正式に入隊した彼女は数々の戦で人名を守り、
やがて十番隊副隊長を拝命。

タミコと共に、王都の母の戦いは続く。

□特徴

おおらかなタミコとは対照的に、口うるさくそそっかしい。
だが、隊員への愛情は非常に強い。

十番隊の会計や財政管理は彼女の仕事。
時にタミコとは食材の件などで反目するが、
ハナヨイやメイネなどイケメンの話を共にして、気づいたら仲直りしている。
ちなみにファンファンがタイプな模様。

隊の噂話に精通しており、メイネが結婚している件も実は知っていたり、
ウキグモと繭のデートもバッチリ見ている。

タミコと共に、マルルを厳しくも優しく鍛える。
マルルには助けてくれた恩義も感じている。
また、ロポポの尻を叩く事も。

シャツをズボンにINしないジュリアに口うるさく言うことでおなじみ。

□雷の極み《節約術式》


敵への放電により、広域的な攻撃が可能。
また、ソロバン状のカサーベルにより、相手の剣を珠算玉で避ける。

暗算スピードの速さにより、放電から感電までの時間や、範囲を瞬時に計算する頭脳派な戦いが味噌。

□壱・食費浮
放電により広域的に敵を宙に浮かせ痺れさせる。

□弍・再利用
敵に放った雷を再充電、増幅し放つ。

□参・節電
雷を体に溜め、局所的に体に打ち込む。

□肆・征電気
身体に貯めた雷を相手の素肌に流すことで感電させる。

□奥義・大黒字
広域的に一気に雷の力を放電させる
だが、熟女の身体には応えるようで一時的に雷の力を失う。

いいなと思ったら応援しよう!