驚愕!エッシュ推しの面白漢字!
SLD(School Life Dictionary)の記事7作目にして自分の記事1作目。
真打として満を持して登場……。
と恰好良く書きましたが、単に遅くなっただけですね(笑)。
皆さん初めまして、エッシュです!
突然ですが、普段、僕は近しくない相手に対しては「堅物」で接します。
敬語フル活用、謙虚丁寧真面目全開です。
殊に文章を書く際には、一人称は必ず「私」、文末も常体、文もやけに長くて説明的になります。
しかし、ずっと堅物で居続けるのは、正直に言って飽きてきました(笑)。
ですから、このSLDの記事では、一人称を「僕」にして、ゆるゆるゆる~っと、自分らしさを出していこうと思います。
もちろん、節度は保ちますのでその点はご安心くださいね。
堅物エッシュが柔らかくしようと思って書いた記事を楽しんでもらえたら嬉しいです!
これから宜しくお願い致します~。
さて、エッシュの記事第1弾は、【エッシュお気に入りの漢字・漢語表現】です!
(初っ端から迷走しそうな気がしますね笑)
自身の話をすると、僕はどうやら人よりも漢字への愛が深いようで、人がスルーするような漢字・熟語・表現に度々嵌ってしまうのです。
自分が熱くその面白さを語っても相手の反応が薄かった時の哀しさと言ったら……。
やっぱり僕ってヲタクっぽいなァ、とつくづく思います(笑)。
そんな漢字ヲタク予備軍のエッシュが「面白い!」と感じたものを、この記事でご紹介します!
どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。
お気に入り其の一
1つ目は、「The best of 象形文字s」として私が勝手に認定した、こちらの文字です。
龜(「亀」の旧字体)
すごいですよね。
見ただけで「爬虫類カメ目の動物」と分かりますね。
きっと、「ヨ」みたいな部分が足で、「区」を鏡写しにしたような部分が甲羅です。
そう思ってこれをもう一度見ると、まさしく「カメ」です。
一方、他の象形文字である漢字って、分かりにくくありませんか?
例えば、「鳥」。
これを見てどこが頭でどこが翼か、足はどこで体はどっちを向いているのか、僕はわかりませんでした。
象形文字は何かをそのまま文字にしたものなのだから、わかりやすいはずなのに、わからない……。
もっとわかりやすく在ってほしい!と思っていたところで、この「龜」に出会いました。
「龜」を見れば、きっと誰もが「象形文字とは何たるか」を理解できると、僕は確信しています(笑)。
ぜひ、お友達にも紹介してあげて下さい!
「世の中には真の象形文字があるんだよ」って。
お気に入り其の二
2つ目は、「不屑」です!
これはどのように読み下すのか、わかりますか?
「屑(くず)ではない」という意味だったら、「非屑(くずにあらず)」となるはずだし……。
正解は、「屑(いさぎよ)しとせず」でした(笑)。
これは驚愕ものでしょう。
「屑(くず)」なのに「潔し」!?と驚いたのではないでしょうか。
「くず」はマイナスイメージなのに「いさぎよし」はプラスイメージです。
何がどうなったらこんな不思議なことになるのでしょうか。
僕も分かりません。
あまりにもわからなさ過ぎて、強烈すぎて、僕は一発でこの表現を覚えられました(笑)。
ちなみに、「不屑」は『吾妻鏡』を読んでいるときに見つけたのですが、こういった古い資料には面白いものが他にもいっぱいあります。
「候得共(候へとも、そうらえども)」、「六ヶ敷(むつかしき)」、などなど。
極めつけは、「者」です。
これは「シャ」「もの」という読みのほか、「は(助詞)」「てへり」「てへれば」「とは」「この」とさらに5つもあります(児玉1980)。
「てへり」は「といへり」が、「てへれば」は「といへれば」が、それぞれつまったものです(児玉1980)。
ですから、古文書読解時に「者」が出てきたらさぁ大変。
これは「もの」か、「は」か、はたまた「てへり」か、いつも悩みます。
この悩ましいところも含めて、楽しいのですけれどもね(笑)。
結び
今回の記事はいかがでしたか?
漢字の世界は案外興味深くて面白かったのではないでしょうか?
え、面白くなかった?そんな~。
けれども、たとえ面白くなかったとしても、この記事自体を楽しんで頂けたら、それだけで僕は満足です。
もし宜しければ、僕の次の記事もお読みくださいね。
もちろん、他のSLDの記事も楽しいものばかりなので(手前味噌ですが)、こちらの方も宜しくお願いします。
それではまた、ごきげんよう!
エッシュ
参考文献
児玉幸多編(1980)『くずし字用例辞典』、近藤出版社
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