2009/10/25、初めてlynch.を観た日のメモを発掘した件
過去のライヴレポやインストのメモはその時あるメモ帳や手帳に適当に書き付けているので、往々にして部屋の奥にそのまま埋もれていくのですが、先日こんなことがありまして。
改めて読み返してみると、今やすっかり葉月さんが好きすぎる人になっている私が沼落ちした瞬間が記されていて面白すぎたので、敢えて12年前に書いたままで載せてみます。
2009/10/25 V-ROCK FES 09 @幕張メッセ
するすると幕が開いて、静かに佇むメンバーを目で捉えた瞬間、あっと息を飲む。
何だろう、2日間それまで観たバンドと空気が違う。
初めて観るからという緊張感だけじゃない、引き寄せられるような強い力を感じる。
轟音から突き抜けてくる葉月の声に触れた瞬間、目が、いや、耳が釘付けになる。
何にも媚びていないのに、どうしようもなく抗い難い強烈な色気を放つ声。
やばいこれ、一目惚れならぬ一耳惚れだ。
正直、1曲もわからない。だけど自然と頭を振れるし、拳をあげられるし、どんどん引き込まれていく。
21世紀に入って観たバンドはどれも胃や胸までしか音が届かなくて物足りなかったのに、lynch.の音と声はズドンと子宮まで届く、久々にこういう満足感を味わってる。
「ラスト行けるかー!」と言われた瞬間、思わずえーっ!と声を挙げてしまう。
「ADORE」のイントロが鳴り響いた瞬間、周りのボルテージがぐっと上がるのを肌で感じる。これがみんな一番好きなんだなってすぐわかる。
Aメロで低くシャウトしまくってるのにサビで瞬時に艷やかな歌声に切り替わるのすごいなあ、それにサビのメロディが綺麗で頭に残る。
でも「ADORE」で「歌ってくれ!」って葉月が言った瞬間に目が合ったのは気まずかったわ……ごめん、歌えない(笑)
フェスの短い時間でも気がつけば葉月一人をずっと目で追いかけていて、艷やかな声、鋭く射抜く瞳、綺麗な手の仕草、そして抗い難い色気、そのすべてに一瞬で惹かれて、すぐにでも次が観たくなった。
葉月が観たい。この禁断症状はやばいぞ。
初見で観たバンドに惹きつけられて次はいつ?早く次が観たい!と禁断症状を起こしたのはlynch.が初めてでした。
それから12年、あの時葉月さんの声に一耳惚れした私のときめきは、今もずっと続いています。
今年のツアー再開楽しみだな。チケット当たりますように。