M-1予選を見てて思うこと
こんなこと書いたら生意気なのは重々承知。
メンタル面の解放のためにお笑い見てる1素人の戯言として…
以前 (2018年?) M-1グランプリ決勝にて、志らく師匠が「上手さ」と「面白さ」についてコメントなさっていた。詳しくどういう文言だったのかが全然覚えてないから、文字起こしはしないが、かまいたちのネタ終わりにコメントなさっていたはずだ。そして、その自分のコメントを受けて2019年大会のときに「あっぱれです」的なコメントをなさっていた気がする。
「上手さ」と「面白さ」
難しいよな、と思う。特にM-1に出てくる芸歴10年以下くらいの芸人さんたちには。
普通にお笑いを楽しもうと見てて
① 上手さ: 100点、面白さ: 50点 → 合計: 150点
② 上手さ: 50点、面白さ: 100点 → 合計: 150点
の漫才を比べたら、合計点数が同じでも②の方取っちゃうもんな。
M-1の準決勝に上がってくるようなレベルの芸人さん達は、基本的に上手さは80点以上に仕上げてくる。その上で面白さが80点だったり120点だったりするように思う。もちろん緊張度合いとか、その日の体調云々で (上手さ+面白さ) ×0.8 とかのバイアスがかかるから、劇場でのトータルのネタの面白さが決勝でも引き出せるかというと、そう上手くは行かないのもわかる。
でも、私の好きな中川家とかNONSTYLEとか、M-1みたいな大きな大会で優勝するクラスの漫才師の方々は、「上手さ」は既にカンストしてて、その上で面白さが95点以上のものをコンスタントに出せるから、だいたいいつ見ても「あ〜面白いなぁ…やっぱ好きだわぁ」ってなるんだと思う。
それを踏まえた上で、
M-1の予選で、特に一回戦でYouTubeに上がる2位とか3位くらいのまだ名前もよく知らないような面々は「上手さ」の部分では荒削りなところが多いものの、緊張バイアスを乗り越えて、(「上手さ + 面白さ」の合計点数としての) 面白さにおいてその日の2位・3位を獲っている。つまり抜群に面白い可能性があって、まだ世に出れてないだけ説がある。
だからM-1の予選って見てて面白いな…と思う。
ぼる塾、カラタチ、赤もみじ…
単純に自分の見識の浅さもあるだろうけど、一回戦とか二回戦で初めて見て、「いいな、売れて欲しい」と思ってた芸人さんがテレビ出てくると「よっしゃ( 'ω')و ̑」ってなる。
現在のとこまでで、今年はワールドヲーターがイチオシです。
(もちろん金属バットとかダイタクにも決勝まで勝ち上がってきて欲しい)