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紅茶:たまにはTWININGSでも飲んで初心に帰れ

【初めての紅茶はなあに?】

どうも、slaughtercult です。
私は子供の頃、紅茶が苦手というか、嫌いでした。

コーヒーには小学校高学年〜中学生くらいの、割合早い時期で目覚めましたが、紅茶が好きになったのは高校生になってからだと思います。
余談ながら、炭酸飲料(コーラや7UPを嗜むようになったのは、紅茶が好きになるより更に後のことと記憶しております。

スーパーの店頭で、何となしに手に取ったのが上記の『TWININGS』。
5種アソートパックでございました……とは言っても時既に10年近く前。
その実物はパッケージ変更前の、確か黒い箱だったような気がいたします。

プリンス・オブ・ウェールズのティーパックも、その時は現在のような紫色ではなしに、黒色の包みだったハズ。

はい、今日の本題はこのPoW ……『Prince of Wales』にございます。
私のエントリには時々その名前が出てくる、思い出深い紅茶と相成ります。

アソートパックから現れたる、摩訶不思議なる黒き包み。
その味は安物紅茶の嫌な渋みや、入浴剤めいた香りとは無縁。
焙じ茶のような香ばしさ、烏龍茶のようにホッと心安らぐ味わい。
私はほんの一口で、その味わいに魅了されてしまったわけでございます。

【アソートパックに現れる違い】

紅茶初心者の時分は、『TWININGS』のアールグレイ/レディグレイを一口飲み、そのまま撃沈しました(笑)
入浴剤やトイレの芳香剤めいた、下品な着香でした(今は慣れましたが)。
しかし私はある日、自分でも飲めるアールグレイを発見するのです……。

ところで皆様、『Sir Thomas LIPTON』をご存知でしょうか?
LIPTONと言えばやはり、『YELLOW LABEL』が永遠の定番商品。
ですが、量販店向けに高級志向を謳った、上位モデルが存在しております。
それが、先述の商品グループ『S.T.LIPTON』というわけです。

私が初めて飲んだのは、地元の喫茶店でフレンチプレス抽出したもの。
緑ラベルの黒缶、アールグレイのリーフティーだったんですね。
アールグレイながら、ベルガモットが匂い過ぎないその上品なバランス。
私はいたく感銘を受け……後日、量販店でティーパックを買いました(笑)

今回のネタ『TWININGS』からは脱線しますが、『S.T.LIPTON』シリーズは本格的な紅茶世界にステップアップするのに、非常にオススメです。
その中でも、気軽に手に取れるおすすめ商品がこちら。

おわかりになりますでしょうか??
やはり……アソートパックなのです。

それにしても、この TWININGSS.T.LIPTON 、アソートパックのラインナップが好対照で興味深いですね。

上記 S.T.LIPTON 『TEASTING』のラインナップは以下の通り。

1.アッサム(インド)
2.ダージリン(インド)
3.セイロン ウバ(スリランカ)
4.ディンブラ(スリランカ)
5.ヌワラエリヤ(スリランカ)

ご覧頂いた通り、インドスリランカ産の茶葉が特徴的ですね。
私の一番オススメは、黄緑ラベル/ヌワラエリヤ
次点で水色ラベル/ディンブラと相成ります。

比較して、今回の本題 TWININGS『THE BEST 5』は以下の通り。

1.ダージリン(インド)
2.ゴールデン アッサム(インド)
3.アールグレイ(中国、アルゼンチン*)
4.レディグレイ(中国、アルゼンチン*)
5.プリンスオブウェールズ(中国)
*アルゼンチン……香料用の、ベルガモットやレモン、オレンジの原産地?

アッサムダージリンが被ってること、お解りいただけると思います。
それ以外の茶葉が中国産であることは、TWININGS の大きなポイント。
オススメが PoW であることは、言うまでもありません。

小難しい名称はともあれ、飲み易いのは圧倒的に『S.T.LIPTON』です。
何を飲んでも大なり小なり、皆さんの想像する通りの紅茶の味がします。

このブランドには、他にももう1種類アソートパックがあります。
アッサムとディンブラが、アールグレイイングリッシュブレックファストに代わっている以外は、上記の『TEASTING』と同じ内容です。
(イングリッシュブレックファストが何かは、ここで説明はしません)

【TWININGS 社はプライドが高い?】

では TWININGS はどうか? いやそもそも何故、中国産を?
その謎を説明するには、アールグレイの起源を辿る必要があります。

TWININGS 社は、アールグレイの始祖ということになっているようです。
元々は輸入品である中国茶(一説には正山小種)の、イギリスでの模倣品。
中国茶をベルガモット着香した物が、元祖のレシピというわけです。
この点、現代の他メーカー製品は、必ずしも中国茶を使ってはおりません。

そして PoW という銘柄も、起源は中国茶のブレンドということ。
私は思うのですが、この銘柄を『敢えて』組み込んでいるというのは、この会社の(英国人特有の)プライドと、良心めいたものがある気がします。

国内の量販店向け・紅茶市場では『中国紅茶=ほぼほぼ死滅状態』。
紅茶専門店に行かない限り、多くの人は中国紅茶の存在すら知る術が無い
そんな中、TWININGS は一般商品にしつこく中国産茶葉を使い続ける。
一抹の宣伝臭さすら感じます。珍しいのみならず、実際に飲んで旨い。

これってロックでしょ、実際。

私は高校生の頃、PoW の美味しさに心底惚れ込みました。
所属していた文化系部活の休憩室に、PoW のリーフ缶を持ちこむ有様。
それはもう燃料のように、休憩するたびガブガブ飲んでいましたとも。
中二病丸出しの恥ずかしい話ですが、ホラ吹いてませんからね?(笑)
それからめくるめく紅茶の暗黒世界に取り込まれ、今に至るわけです。

【結論】

プリンス・オブ・ウェールズは、私を紅茶好きにさせた銘柄。
『お茶は好きだけど、紅茶は苦手』という方にこそ、飲んでほしいです。

TWININGS『THE BEST 5』は、量販店ならどこにでもあるでしょう。
カルディなどに行けば、PoW が単体でパック売りされていることも。
まあ量販店では、ほぼ間違いなくハブられてますがね(笑)
この記事を見て興味の湧いた方は、是非一度お試しください。

たまには TWININGS でも飲んで初心に帰れ。
そして Sir Thomas LIPTON を飲んで、紅茶生活をステップアップ!
本日はこれにてお開きです。御清聴ありがとうございました。

From: slaughtercult
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