アニメ:SPEED GRAPHER レビュー
【目次】
(註:2019年2月24日/ヘッダー画像を変えました)
【ごあんしんください】
本稿は、出来る限りネタバレ回避にて記述しております。
若干、説明がふんわりした向きもありますが、どうかご了承ください。
重大なオチのネタバレはありませんから、安心して見てくださいネ☆
3.SPEED GRAPHER(*TVオンエア版)
【見つけたッ……俺の……被写体ッ……!】
やってきました問題作(笑)TVアニメ原作のメディアミックス作品。
オッサン×お嬢様! 能力バトル、逃亡劇、ラブロマンス、そして変態!
飛び交う札束! 山盛り過ぎる属性に、画面は破綻寸前だ!
カメラのシャッターが切れる時、ファインダーの向こうが爆ぜる!
これぞ『変態・カメラ活劇』! そのOPをとくとご覧あれ!
何でワザワザ後期のOPを持って来たかというと、単純に格好いいから(笑)
OP曲は新規作曲ではなく、Duran Duranの『Girls on Film』。
アニメの内容は全く違うものの、manglobe の『Ergo Proxy』という作品も海外バンド、RADIOHEAD『Paranoid Android』を引用しています。
因みに『Ergo Proxy』も大概ワケわからん、個性(アク)の強い作品です。
【あらすじ】
日本・東京。雑賀辰巳は戦場帰りで、筋金入りのカメラマン。
金と欲望の渦巻く頽廃都市を、日常に飽きた大人たちが今夜も彷徨う。
雑賀は自分の撮るべき被写体を求め、危険な会員性クラブに忍び込む。
彼は享楽の宴の中、女神と呼ばれる少女と邂逅し、運命が回り始める!
街頭広告。戦場で撮った少年の微笑み。『幸せですか?』
内容を一言で表せば、いい年こいた大人(変態)たちの特殊能力バトル。
逃亡劇というシンプルなストーリーを、個性的なキャラたちが彩ります。
主人公たちの存在感が霞むレベルで、本当におかしな人たちだらけ。
欲望丸出しのユーフォリア(変態・特殊能力者)たちはやりたい放題!
面白い要素がてんこ盛りなのに、総合的に微妙な仕上がりというのもまた。
展開やセリフに陳腐さが目立つ点は、ちょっと擁護のしようがない(苦笑)
能力バトルの派手さは申し分ないですが、ストーリーのグダり方が……。
24話もあるんだから、もう少し能力者を沢山出してほしかったところ。
いいモン持ってる筈なのに、なんかこう……なんでそうなるんだよッ!
ヒロイン役の斉藤圭さんは初作品の所為か、演技が少し平面だったかな。
良くも悪くも浮世離れした、大人に振り回されるステロタイプなお嬢様感。
それはさておき、小山力也さんの暑苦しい熱演はイチオシです!
ボス役の森川智之さんも、最初から最後まで出ずっぱりでブレない凄さ。
脇役も敵役も、みんなテンション全開なので、そこは見てて飽きませんよ!
……とにかく、変態たちの能力バトルを見るんだよ! 分かったかッ!?
【終わりに】
というわけで、若干苦しいですが SPEED GRAPAHER の紹介でした。
オススメかと言われると……人を選ぶことは間違いないですネ(苦笑)
変化球の剛速球(時々スローボール)を楽しみたい方は是非!
ストレートあり、ファールあり、敬遠ありデッドボールもあり!?
ラストは三振バッターアウトか、はたまたサヨナラ満塁ホームランか!
貴方が是非その目に焼き付け、心に刻んで確かめてください!
……いや、別に野球で例える必要なかっただろう(苦笑)
最後に一言、機械式カメラと変態の扱い方には気をつけましょうネ☆
おあとがよろしいようで。
From: slaughtercult
THANK YOU FOR YOUR READING!
SEE YOU NEXT TIME!