端数はどこへ行った?
1メートル(1000ミリ)間隔の2本の平行線があります。
この2本の線をキッチリ3等分するように線を引くにはどうすれば良いでしょうか?
定規を使えば良いじゃないか。
ハイ、正解です、それではどうぞ、お願いします。
1000ミリを3で割ると・・・333.333・・・ミリ
1ミリ単位の目盛りの付いた定規だから、333ミリで印を付けて・・・
いやいや、それはダメです。キッチリ3等分ですよ。
そんなの無理だ!
いえ、簡単です。すごく簡単です。小学生でもできます。
答えは・・・
3等分するわけですから、1メートルより大きな3の倍数、例えば、
1メートル2センチ=1020ミリ 1020は3の倍数なので当然3で割り切れます。1020÷3=340 ミリですね。
平行な2本線の間隔はちょうど1メートルですから、定規を少し斜めにして1020ミリの位置で止めます。あとは340ミリの位置に印をして線を引けば、きっちり3等分の線を引くことができます。
例では1020ミリでやりましたが、1023ミリでも、1026ミリでも、1000ミリより大きい3で割り切れる数値であればいくつでも良いです。
でも、間隔はキッチリ同じでも、引かれた間隔の値を正確に読み取る事はできません。だって、割り切りない数値なわけですから。
実際は割れ切れているわけではなく、小数点以下の細かい部分が、より均等に割り振られているという事ですね。
この方法は階段を割り付けしたり、色んな割り付けをする時に使う便利な方法です。覚えておくと役に立つと思います。