イベント雑記。6/23
一応サークルのHPが事実上更新停止をしたおかげ? で、ここのサイトを立ち上げたのだから、イベントとかのれぽも載せておかんとね。
ということで6/23、洋ゲーオンリーイベント「Unlimited EX3」に参加してまいりました。
三回目というのもあって、大分洋ゲーオンリーというのも確立してきた感じかなぁ、と思う。
思えば4年ほどのコミックシティスパークで、エアイベントなる架空のイベント要望を書こう、みたいなボードがあった場所で俺は一人「洋ゲーオンリーを誰かやってくれないか」と書いてからまさか本当に現実となるとは思わなかったが。
新刊は酷い有様・・というか、ここ最近あまりの手抜きの本の羅列に自分自身が一番悔しい思いをしている。
表紙なしの漫画4まいのみの折本なんて本来ならば出していい筈がない。周りはオンデ本の新刊の羅列の中、たった一人で、みみっちい4枚折り本を作っていい訳がない。
しかしながら言い訳をさせてもらえば、中の人はコミケに受かってしまったのもあるため、コミケでの本を出すのが一番の目標となっている現状ではそれが精一杯だった。
去年の洋ゲーオンリー第一回イベントにいたっては新刊すら出してないのだから、周りのサークルとはどうしても温度差がついてしまう。夏と冬の祭りに重きを置いている俺には忸怩たる思いでイベントに出ている訳なのだ、 なら出るな、と言う人もいるだろうが、一般イベントはコミケみたいに新刊提出が必須ではなく、ペナルティも糞もないので出るなといわれる筋合いはない。
ただ、周りとはタイミングが違うだけなのだ。
言い訳がましいことを言って、来てくださった方はこんなみじめな本を手に取るのも辛いものがあっただろうが、夏コミではきちんとした本を出せると思いますので、ご容赦いただきたい。
さてそんな言い訳ばかりではレポでもなんでもないので、ここ最近イベントに出る際、言われる事がよくある事がある。
「ジュリアンさんのキャラクターをPixivなどで見て、すごい影響を受けました」
というものだ。
ここ2年ほど、イベントに出ると誰かしらに言われる台詞だ。
主にキャラクターの部分には「マクレディ」の名前が入る。
最初はそんな事を言われるなんて思ってなくて、大変うれしかった。
が、それが立て続けにおきると、これはいったいどういうことか、と思うようになった。
けど原因なんてわかりっこない。俺はただ描きたいから描いて、それをネットとかに一部サンプルとかで公表しているだけなのだ。
ただ、一つだけ思い当たる事がある。
絵は心で描くものだと、「ドラえもん」ののび太のパパは言っていた。
心で描くものだから、楽しく描けば楽しい気持ちが伝わるし、つまらない気持ちで描けばそれまた同様。
だから心をこめて描いた絵は、見る人の心をひきつけるのだ、と。
物心ついたころから絵を描くのが好きだった俺は、ドラえもんを読んでそのパパの言葉になるほど、と感銘を受けたものだ。
俺も人の心をひきつける絵を描きたいと思って、同人活動を始めたのは18歳。それから23年も経って、今更ながらに、それじゃないかと身に摘まされる事に出会うとは思っていなかった。
長年同人活動をしてても、その事象に出会った事はある。
描いてて楽しくないなと思って出した新刊が、一冊も売れなかった(爆笑)なんて事もあったくらいだ。
ああ、心一つで本当に変わるんだな、とその時は反省した。
つまり、そういう事なのだ。
確かに俺は今、原稿を描くのは締め切りがあっても、描くのは楽しい。
楽しいから頑張れるし、そこに人の影響は(多少の有無はあれど)ほとんどない。
楽しいから描いているのだ、それがちゃんとネットの先でも、他の誰かの媒体の向こう側にも、ちゃんと届いているのだと。
やはり絵は心で描くものなのだなと、ここ最近イベントに出るたび、思うことしきりでありました。
そして最後に、俺に絵に影響を受けたと言って下さった方、本当にありがとうございます。大変嬉しいですし、励みになります。
今後も楽しめる本を作っていく所存なので、作品が好きでいる限り、どうぞ長く付き合ってやってください。
ここまで読んでくださった方のために、最後に現在必死こいてペン入れ中の夏コミ新刊の原稿一部分(未公開)を載せて終わりにします。
次はいい報告ができますことを。