パパマクアンソロ

同人活動に何を重きに置くか

 20年以上も同人やってると大体の人はすごいね、とかよく続けていられるね、とか言われることが多い。
 趣味の一環だから、とも思うが、最近はインターネットでリアルタイムで情報が共有、拡散できることもあって、色々と同人界隈も変わってきた。
 よく聞くのが人の目を気にしすぎたり、はたまた期待値より(共有や拡散などが)少なかったせい、当日イベント会場で色々あったせい、とかですぐに活動を辞めてしまう人が多い事だ。これはもったいない。

 自分はというと、確かに人の目はある程度気にはするが、むしろ自分の同人の在り方は話を読んでもらいたい、が多く占めるせいもあってか、話を読んでもらえる事に重きを置いている部分が多い。
 その話だが、元はギャグメインで描いてるので、殆どがギャグ、もしくはラブコメだ。かといって人を笑わせるギャグ本を作るのは割と難しい課題だったりする。

 大体自分が物語を考える際、いつも使う手段が「日常を疑え」だ。
 日常とは現実世界の日常ではなく、その作品(二次創作なら元の作品の世界観)の日常である。まぁ現実世界になぞらえるなら、普通の人は仕事に行き、学生は学校に行き勉強をし・・といったものかもしれない。
 そういう所を疑う所から、何か発想がひらめかないだろうか、と思ってネタ探しをする。そこから話が生まれる。
 たとえば、普通に仕事をしているサラリーマンが日常という仕事をサボったりする、ここから何か生まれるとしたら、サボって何をするか、どこかに行くのか、理由はあるのか、翌日上司に怒られたりしないか・・等々。
 日常からちょっと違った行動を想像するだけで、割と色々と非日常(使い方は間違っているが)な場面に出くわしやすい。

 まぁこれは話を考える初手ではあるが。
 自分はそんな「物語」に重きをおいて同人活動をしている。
 とはいえ、自分の描いた同人誌がはたして、その物語がどう読み手に受け止めて貰えたかは分からないので、実際の所つまらなかったりするのかもしれない。
 でもつまらないというのは感想だ。なら、つまらないを面白くするようまた頭をひねってネタを生み出せばいい。
 その作品、もしくは活動が好きな限り、そうやって本を描き続けている。
 俺はそういう同人活動をしているし、そういう活動が好きだ。
 だから続けていられるのだ、と思う。

 ※画像は某BLカップリングのネタ漫画ですw2枚漫画のうち2枚目。