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Slalom 東京オフィスから AWS Cloudiator & AWS Specialiczar が誕生しました
AWS Cloudiator & AWS Specialiczar 表彰式
先日、Slalom 東京オフィスの All Hands Meeting (全社会議) があり、Technology Advisory Services (テクノロジーコンサルティング) グループの Isseki Watabe (綿部一石) さんが AWS Cloudiator および AWS Specialiczar として表彰され、東京オフィスの社長から副賞のベルトとメダリオンが贈呈されました。
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Slalom AWS Cloudiator & AWS Specialiczar プログラム
Cloudiator と Specialiczar は、AWS認定取得の Slalom 内部表彰制度です。それぞれの表彰条件は以下のようになっています。
AWS Cloudiator
5つのコアAWS認定 (Associate 3つ & Professional 2つ) を取得した個人が表彰されます。記念のベルトが贈られます。
AWS Specialiczar
5つのAWS Specialty 認定を取得した個人が表彰されます。記念のメダリオンが贈られます。
AWS Japan が毎年パートナー企業の認定取得者を表彰している AWS All Certifications Engineers の Slalom 社内版とも言えるもので、Slalom の中ではグローバルの表彰となっており、各地のオフィスに受賞者がいます。
これまで東京オフィスでは Cloudiator の受賞者はいましたが、Cloudiator と Specialiczar の2冠は初めての快挙となります。2冠を達成すると Cloudius Maximus の称号が贈られます。(注1)
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新 Cloudiator & Specialiczar の Isseki Watabe さん
今回、Cloudiator & Specialiczar として表彰された Isseki さんは、テクノロジーコンサルティングの中でもプラットフォームエンジニアリングとクラウドに専門性を持つチームのメンバーです。Isseki さんは Slalom でこれまで、製造業のお客様の AWS移行に関わる Well Architected Review やセキュリティ標準の策定、通信会社様のAIアプリケーションのAWS移行の技術リードなどを担当してきました。
また、Slalom の生成AIソリューションのひとつ、QuickDeck のプラットフォーム開発もリードしました。
Isseki さんは前職も含めて 8年の AWS 実務経験があり、基盤・アプリケーション・データの技術スタック、オンプレミスとクラウド、開発と運用のフェーズなど、エンジニアとして幅広い経験を持っています。
Slalom に入社してからもコンサルティングやエンジニアリングのデリバリーだけでなく、いくつもの提案活動をリードしており、チームのリーダーシップの一員としても期待されています。
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Platform Engineering and Cloud Enablement (PEaCE)
Isseki さんの所属する Platform Engineering and Cloud Enablement チームは、クラウド、DevSecOps、プラットフォームエンジニアリングなどの技術に優れたメンバーが揃っている上、各メンバーの出身も5か国に及ぶ多様性に富んだチームでもあります。東京オフィスの初代 Cloudiator でもある Mark Shipps がリーダーを務めています。
海外オフィスとの協業も盛んで、米国、オーストラリア、中国のクライアントとのプロジェクトに海外オフィスのメンバーと一緒に参加したり、オーストラリアの Platform Engineering チームと共同でソリューションのオファリングやアセットを開発したりしています。また、グローバルネットワークを活かし、エンジニアリングを加速する生成AIツールなどシアトル発の最先端のエンジニアリング手法を東京オフィスに展開しています。
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Slalom のラーニング哲学
Slalom が大切にしている10のコアバリューのひとつに “Stay humble and curious.” があります。コアバリューにはまだ公式の日本語訳はありませんが、「謙虚さと好奇心を持ち続ける。」という意味です。
また、コンサルタントのキャリアロードマップや成果を評価する軸のひとつとして、Grow Expertise というものがあり、職位に応じてさらに細かな基準が定められた以下の3つの観点から、半期毎に自己評価や People Leader による評価をが行われます。
Deepen & Broaden Expertise (専門性を深め、広げる)
Broaden Slalom Knowledge (Slalom についての知識を広げる)
Build Slalom Capabilities (Slalom のケイパビリティを構築する)
コアバリューも Grow Expertise の評価軸も、コンサルタントやビルダーが自分自身の成長に責任を持ち、学び続けるという Slalom のラーニング哲学を表しています。
このようなラーニング哲学に基づいてコンサルタントやビルダーの成長を後押しするために、Slalom では Professional Development Benefit という仕組みがあります。これは、年初に各国のオフィス毎に決められる個人あたり年間一定額の予算の範囲内で、認定試験の受検、有料研修、オンライン模擬試験、書籍などに掛かった費用を People Leader の承認の下、経費として精算することができる仕組みです。Slalom のコンサルタントやビルダーは、自分に割り当てられた予算を使って、希望するクラウドやアジャイルの認定を受けたり、自分が次に挑戦してみたいプロジェクトで必要な技術領域の学習をしたりして、自分自身の市場価値を高めています。
Slalom には、Solution Owner、Experience Designer、Software Engineer、Platform Engineer、Quality Engineer など、様々なロールがあるため、画一的なトレーニング制度だけでは多種多様なラーニング需要に応えるのが難しいという側面もありますが、コンサルタントやビルダーが自らの育成を考えるという自主性を大切にしたラーニング哲学に基づいた制度でもあると思います。
また、Slalom では AWS、Microsoft、Google、Salesforce などとのパートナーシップの下、各社のクラウドサービスを比較的自由に使って、実証実験、検証、デモ、ワークショップなどをできるラボ環境があります。個人の学習にも使うことができるため、コンサルタントやビルダーは日頃からハンズオンで各社クラウドの自己学習をすることができます。
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メンバー募集
Slalomでは、Isseki さんのような優秀なプロフェッショナルを募集しています。テクノロジーコンサルティングに情熱を持ち、Slalom のラーニング哲学に共感いただける方は、ぜひリンク先のJob Description をご覧いただくとともに、採用チームまでお気軽にご連絡ください。
https://jobs.slalom.com/#/?locations=Tokyo
注1: Cloudiator、Specialiczar、Cloudius Maximus は、すべて 2000年に公開された映画『グラディエーター』(原題:Gladiator) をオマージュしています。物語では、ラッセル・クロウ演じるローマ帝国の将軍 Maximus Decimus Meridius が、剣闘士 (gladiator) となり、皇帝 (czar) と対決します。