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家系図③父方(1)祖父の軍歴証明書を請求

前回は父方・母方の祖父母の戸籍を請求しました。

両祖父母の戸籍はまだ届いていませんが、
父が保管していた父方の祖父母の出生から死亡までの戸籍一式が届いたので、見てみることに。

祖父の出生の記述がある戸籍ですが
びっくりするぐらい読めません。
筆頭者の曾祖母の生年月日すら読めません。
生年月日はまだ数字なので崩し字やら旧字の一覧から推測できますが、
全く読めない地名はどうやってあたりをつければ…?

家系図を作ろうと思い、たくさんの方のブログや記事を読みました。200年前や江戸時代あたりまで辿れている方もいますが、
みんなこんなに難しいものをどうやって解読してるんだ…

解読はいったん置いておき、祖父の軍歴証明書に着手します。

軍歴証明書(兵籍簿)とは

軍歴証明書とは、都道府県や厚生労働省が発行する旧陸海軍軍人・軍属・従軍文官の召集から除隊までの履歴を記載した公式な記録です。

出展:家樹~kaju~「軍歴証明書の取り方を詳しく解説!」

軍歴証明書は戸籍から読み取れない情報が詰まった貴重な資料です。
私の祖父は戦争から帰還していますが、戦死されている場合はその人を知る重要な資料になると思います。

祖父から戦争の話は聞いたことがありませんが、シベリアに抑留されていたらしいことだけは聞いています。

どこに請求すればいいのかというと、軍歴証明書(兵籍簿)を保管している機関は所属していた軍によって異なり、
陸軍の場合は各都道府県、
海軍・軍属の場合は厚生労働省
になります。

所属していた軍と言っても分からない方がほどんどだと思いますし、私も分かりませんでしたが、
これは終戦時の本籍地が分かれば所属軍を確認できます。

厚生労働省「旧陸海軍から引き継がれた資料の写し等の申請について」
上記は厚生労働省の請求ページですが、
各都道府県の軍歴担当部署(問合せ先)も掲載されています。

該当の管轄部署に電話して、旧軍人の氏名、生年月日、終戦時の本籍地を伝えると、軍歴証明書が存在するか確認してもらえます。
存在しない場合は厚生労働省にあることに。

さっそく担当部署に問い合わせてみたところ、
祖父の軍歴証明書が保管されているとのこと!
祖父は陸軍だったようです。
必要資料や送付先についても丁寧に教えてくれました。

北海道の軍歴照会票(北海道庁ホームページより)

北海道では軍歴証明書は無料なので、送るのは請求書、戸籍謄本のコピー、身分証明書、返信用封筒(切手)のみ。
あとは返送されてくるのを待つだけです。
※東京都など、軍歴証明書に手数料がかかる都道府県もあるようです。

ちなみに、添付する戸籍謄本は都道府県だとコピーOKが多いようですが、
厚生労働省には原本を送る必要があります。

なお、軍歴証明書(兵籍簿)の請求ができる親族は六親等内の血族または三親等内の姻族でなければいけないなどの制約があります。
また本人が存命だと、親族には交付していない場合もあるようです。

2023/08/03追記:軍歴証明書全般に関してこちらのtwitterまとめがイラスト付きで分かりやすいです。

ちなみに。
母方の祖父(鳥取)は戦争に行っていませんが、広島に原爆が投下されたときは大きな地響きが聞こえてきた、そうです。
私が聞いた祖父母の戦争の話といえばこれくらいでした。
父も母も両親からほとんど聞いていないそうなので、どちらの祖父母も話したくなかったのだと思います。

請求した書類の到着を待ちながら、
手元にある戸籍をがんばって解読します。


2023/08/15追記:軍歴証明書が届いたので記事にしました。

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