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madras DESIGNER × SLACK FOOTWEAR|対談ブログ Vol.08
こんにちは。SLACK FOOTWEARのデザイナー安田です。
ずっとバタバタで久しぶりですが対談ブログVol.8は100周年を迎えたばかりの革靴ブランド
madras (マドラス)のデザイナー 片山 拓治(カタヤマ タクジ)さんです。
名古屋からわざわざ来て頂きました!!
最近の対談はみなさん色んな所から来てもらっていて本当に申し訳ないです。
さて今回は職人気質なデザイナーの登場です!!
片山さんとの出会い
安田 / 「元気でしたか??初めてだよね??SLACKの事務所に来るのは?」
片山 さん / 「いや!!何回も行きたいって言ってやっと呼んでくれたんじゃないですか!!」
安田 / 「またまた!!究極にいつも切羽詰まって仕事してるから誘いにくかっただけですよ。」
安田 / 「そんな事よりもmadras 100周年おめでとうございます!!100年ってすごくないですか??SLACK FOOTWEARはまだ5年くらいですよ。」
片山 さん / 「お陰様で100周年という節目に自分が居合わせれて光栄ですよ(笑)最近は結構色々な角度から靴に対するアプローチをするようになったのでそこは褒めてくださいよ!!」
安田 / 「知ってるよ!!クラウドファンディングとかコラボレーションなんかも精力的にやってるよね!!インスタ見てると広告でよく見るし!!」
安田 / 「片山さんと出会ってもう10年くらいか!!片山さんは革靴、僕はスニーカーと土俵は違ったけどなんかもう寝る暇もなく取り憑かれたように1日を噛み締めてお互いに切磋琢磨していたような気がするよ」
片山 さん / 「お互いに思ってもないような事を褒め合いながらいい感じでディスっていたような気もするけどあの時はよくご飯食べたりしたよね。意地を張って昼ごはん食べたのに時間ないからまだ食べてないとか言い合って2人で1日に2回もお昼食べに行ったり…無駄な事をよくしていた。」
お互いに過剰に褒め合いながらも全く心では思っていない事を毎日言い合っていましたが実は仲はいいのです…
安田 / 「片山先生はよく革包丁を研いでたり、ラストをいじったりして靴の根底からしっかり見つめていたイメージがあるなぁ。」
片山さん / 「安田先生はずっとパソコンの前で死んでたイメージしかない…笑」
安田 / 「まぁお互い命かけて靴に向かって挑んでいた若かりし思い出だね。10年経った今でも結局お互いに変わらずなんかずっとバタバタしているし!!」
片山さんから見るSLACK FOOTWEAR
安田 / 「一応まだまだ5年目のブランドではあるんだけど片山さんから見てどう見えてるのか知りたくて。」
片山さん / 「少ない人数でやっているブランドだけどしっかりと能力の高い人にも恵まれてすごく良いと思います!!僕は今までに二足買わせてもらいましたよ!!」
安田 / 「片山さんって意外と革靴ばかり履いているイメージかと思いきやスニーカーも好きだよね??世代も同じくらいだから詳しかったりもするし!!」
片山さん / 「昔は安田さんといえば奇抜なデザインの派手なことするイメージが強かったんですがどうしてこうシンプルなところに行き着いたのかが結構不思議!!方向性をガラッと変えてニーズに合わせて来ているのもとてもいいと思います。戦略的にもクラウドファンディングで500万円近く集めたのもすごく刺激になっています。madrasも500万円この前集まりましたがやはりもっと成果を出したいと思って色々考えてますよ。」
安田 / 「僕がシンプル驚いたでしょ??自分も結構驚いてる(笑)ガチャガチャしたのすごい好きだけど、最初の段階からコンセプトはメンバーとしっかり話し合ってシンプルで行こうって決めてた!!抵抗もなくやれているのも「シンプル」な物こそ簡単そうでめちゃくちゃ奥も深いし難しい。自分の新たな扉を開いてくれたメンバーにも感謝してる。そして革靴とスニーカーをミックスしたいと思ったきっかけも革包丁を研いだり、ラストを削ったりして革靴を追求していた片山さんが近くにいたからこそやろう!!って思ったきっかけですよ。」
ここでまた心にも思ってもいない言葉を最後に添えてみた…
片山さん / 「最後の絶対に嘘じゃん!!でもこのソールのサイドにステッチを入れたのはとても凄いと素直に思いました。バルカナイズ製法でここにステッチ入れてるブランドは見たことがないしソールの剥がれが気になる事が多い中で改善したのはとてもお客さま心理としては嬉しい箇所だと思いました。コンバースやVANSといった競合の中で戦ってるのも本当にすごいと思います。」
どこからかが心無い言葉なのかは長年付き合ってる僕でもわからなかったから今回は本音であるだろう!!片山さんって意外とこう見えてクソ真面目です…
片山さんがデザインする「madras」
安田 / 「せっかくだから片山さんのマインドとかもぜひ聞いてみたいんだけど!!どうかな??」
片山さん / 「靴と向き合って仕事としてやっていく中でやはり消費者目線での靴作りはすごく気にかけている。クレームを出さないように靴を作ることは今、本当に大事にしてるかなぁ。」
安田 / 「madrasの革靴は仕上げがすごく良いよね!!1点1点奥深い風合いある色使いとかしていて!!手作業で職人がやってるんでしょ??あれ自分も革靴を磨くの好きだからわかるけど素人じゃなかなか難しいと思うし、多分濃淡がしっかり出せずグダグダになりそうだから僕はあの技術はすごう凄いと思う。あとはGORE-TEXやvibramを多用できているのも羨ましい。会社としての信頼性も伺えるし!!片山さん本当に詳しいもんね。」
片山さん / 「より良い材料を使えるのは最大の武器かもしれない。お客さまにもダイレクトに伝わるし。安定性や機能性がお客さまに安心して使えるの物として理解してもらえるのも助かっています。そこにこだわりのデザインを組み合わせて最高な靴を作っていけるように頑張ってます!!」
片山さん / 「あ!!是非このスニーカーを紹介させてほしいんだけど!!」
モデロ MODELLO 日本初の「圧倒的」機能を搭載したGORE-TEXレザーシューズ DMW751G
安田 / 「このモデル、クラウドファンディングのマクアケですごい反響だったスニーカーでしょ!!片山さん渾身の!!」
片山さん / 「この場を借りて宣伝させてもらって申し訳ないけどSLACKFOOTWEARのお客様にも是非知って頂けたら嬉しいです!!」
安田 / 「実は片山さん!!僕らも今、クラウドファンディングで新たに違う角度で攻めた渾身のスニーカーを近日中に発表したいと思ってまして…水面下で動いてるんです!!まだ内緒ですが(笑)楽しみにしてて下さい!!」
片山さん / 「お互いにまたこうして深い話をして切磋琢磨できて楽しかった!!楽しみにしてます」
安田 / 「100周年の貫禄と今後のコラボなんかも僕も楽しみにしてますよ!!今度また昼飯2回食いに行きましょ!!」
★SLACK FOOTWEAR
革靴のテクニックと現代的な機能素材を融合し、新たなデザインを模索する、東京発のスニーカーブランド。革靴ブランドとスポーツメーカーの両ステージで経験を積んだ、デザイナーの技術とノウハウを踏襲した、制作へのこだわり。手工業と機械工業の工程や構造をブレンドし、これまでにない履き心地と着まわし力を備えたハイブリットな一足を提案する。