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自由ってなんだろう | 自由に生きる探究(1)

こんにちは!りかです。
お金のことや仕事のこと、結婚や子育てのことなど、人生にはいろんな悩みや難しさがあるものですよね。わたしもたくさん悩んできました。でも「自分の意識を変えると、現実も変わる」ということが経験的に腑に落ちてから、どんなことも実験みたいに楽しんでみようって気持ちになりました。
そんな日々のことを綴ります。

公立の小学校へ通っていた息子は
2年前に自分が選んだ私立校へと転校しました。

今回は、学校を選び直すことになったきっかけについて。



なんの疑問も持たずに選んだ小学校


息子が小1から通っていた地域唯一の小学校は
お隣の温泉町からバスで通う子供たちもいるので
一学年は70名程度。全部で3クラス。

十数年前に校舎の建て替えをしていて
廊下も壁も木がいっぱい使われている、
気持ちが良い綺麗な建物です。

息子が3歳から保育園で一緒だったお友だちたちも
みんな同じ小学校へ入学し
息子も楽しく通っているように見えました。

でも、小3の終わり頃から、
少しずつ変化が見えてきたんです。

大人と子ども、どっちがいい?


ある日の参観日でのこと。

道徳の授業で
「大人と子ども、どっちがいい?」というテーマがありました。

クラスの子供たち一人ひとりが
大人と子供のどちらがいいと思うかと
その理由を述べていくという内容

「子どもがいい」と言ったお子さんの理由で多かったのは
「お金を稼がなくてもいいから」

他には
・働かなくていい
・友だちと毎日遊べる
・夏休みがある
など。

子供たちの発言を聞いては、
保護者たちから
笑い声や感心するような声が聞こえてきます。

そうして息子の番が回ってきました。

息子は席を立ち上がって「大人がいい」。
「理由は、大人の方が自由だから」と言いました。

それを聞いた先生は
「え〜?大人は自由じゃないよ〜」と
苦笑いして言い、
息子は「えっ?」という顔をしながら席に着きました。

クラス全体では
「子ども」を選んだお子さんのほうが多い結果となりました。

わたしは息子が「自分は大人よりも自由じゃない」と思っていたことに
すこし驚きました。

インターネットやゲームも、食生活も、勉強も
なにかを厳しく制限したり強いることはしてこなかったけれど
それは自由って感じじゃなかったのかもしれない。

息子がもっと自由を感じるにはどうしたらいいんだろう?

自由ってなんだろう?


息子が言う「自由」って、どういうことなんだろう?

学校から帰宅してから
大人のほうが自由(=子どものほうが自由じゃない)っていうのは
どういうところで感じているのか聞いてみました。

息子によると、子どもは
・学校の時間割が決まっている
・休み時間が短い
・工作をもっとやりたくても授業内容が決まっていて出来ない

毎日決まったスケジュールで過ごして
毎日ある程度のボリュームの宿題をこなし
明日の持ち物は決まっていて忘れ物をすると注意される。
平日は学校、休日はおやすみ。

「小学生は、全然自由じゃないよ」と息子は言いました。

一方、私と夫は仕事のスケジュールや仕事の内容、
ボリュームも自分たち次第。
わたしも夫も1日の過ごし方も自分で決めるので
急にお休みすることもあるし
基本的に、すべて自分で決める生活スタイルです。

たしかに、そんな大人を間近で見ていたら
子供は自由じゃないと感じるかもしれません。

この日から、 どうしたら学校生活がもっと自由になるかな?と
息子と一緒に考えるようになりました。

でも、彼が一番不自由を感じているのは
学校には時間的な制約が1日中あること。

なかなか答えはでませんでした。


自由になりたいなら、自分で決める


「自由って、自分で決めることなんだよ」― そんなことを教えてくれたのは、ハリー・パルマーの本でした。

自由とは、自分が決めることの数で測ることができます。
決定に伴う喜びが苦痛に優っている限り
人はもっと多くの自由と、より少ない教え込みを望みます。

逆に、決定に伴う苦痛の方が喜びより大きい場合、
人は自由を減らし、教え込みを歓迎するようになります。

ハリー・パルマー「リサーフェシング・ワークブック」より


自由のポイントは「自分で決める」こと。


私たちは、自由じゃないと感じるとき
自分で決めていないことが多いんです。

これは、すべての人生の側面においても同じかもしれません。

振り返れば、そもそも小学校選びのところで
息子に選択肢はありませんでした。

わたしも他の小学校の情報を集めたりもせずに
一番近い小学校だからと自動的に決めてしまっていました。

小1の時点では息子のなかに基準点がなくて
自分で選べなかったかもしれないけれど
丸三年間の学校生活を経て
小4の息子には基準点があるように感じました。

そこで、息子に提案しました。
よし、じゃあ、他の学校を調べてみよう。

息子が自分で学校を選んで、自分で決める経験をすること。
それが、彼にとっての
「自由」への第一歩になるのではないかと思ったんです。

つづきます↓


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

あなたが、いまどこにいて誰といて何をしていても
いつも健康でしあわせでありますように。



もし、はじめましてでしたら、ご挨拶させてください。





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