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SRE NEXT 2024に登壇しました

こんにちは。 SkyWayのWebRTC Researcherの ucchy( @yuki_wtz )です。

2024年8月3日~4日に開催された、SRE NEXT 2024に、「SkyWayが遭遇したWebRTC の可観測性に関する問題と開発者向け可視化サービス提供までの道のり」というタイトルで登壇させて頂きました。

SRE NEXT 2024について

SRE NEXT 2024は、「Beyond NEXT」をテーマに、SREに関連する知見を共有数カンファレンスです。

SREの定義については以下の通りです。

 Googleにより提唱された、システム管理とサービス運用における考え方または方法論であり、それらを実践するエンジニアを指します。 SREは、サービスやインフラの信頼性をソフトウェアエンジニアリングによって実現することを目指します。 サービスの信頼性を重視する多くの企業において取り入れられており、近年ますますその広がりを見せています。

SRE NEXT 2024 https://sre-next.dev/2024/

セッションの概要

SkyWayは、WebRTCの可観測性(Observability)を向上させるため、SkyWay Analyticsを開発し、SkyWayユーザーに提供しています。

このSkyWay Analyticsは、ユーザーとSkyWayメンバーが同じ視線に立って、通話品質の監視・通話不具合の原因究明を行うためのツールです。

SkyWay Analyticsの開発は、SkyWay が以前から行っていた、サーバーメトリクスモニタリングだけではなくWebRTC Observability(ユーザー情報収集・クライアントパフォーマンスモニタリング)に踏み込んだ、チャレンジングな取り組みです。

セッションでは、このWebRTC Observabilityがなぜ必要だったのか、なぜユーザー提供まで行う決断をしたのかについて説明しました。

登壇した理由

SkyWay AnalyticsがSRE NEXT 2024のテーマである”Beyond NEXT”に合致していると考えたためです。

SkyWay Analyticsは、SkyWay専用のWebRTC Observabilityツールです。WebRTCはリアルタイムに通信を行うため、リアルタイムに変化するNWやデバイスの情報が重要で、これに対応しているObservabilityツールは多くありません。

また、SkyWay Analyticsは社内のエンジニアが利用するツールというだけではなく、サポートエンジニア・お客様にも利用頂くことを前提にしたサービスとなっています。開発エンジニアの不具合調査だけでなく、サポートエンジニアやお客様自身でも原因切り分けができる点で、非常にユニークでSRE NEXT 2024のテーマである”Beyond NEXT”なプロダクトです。

この ”Beyond NEXT” なプロダクトを提供するまでの悩みや道のりが参考になればと思い、プロポーザルを提出しました。

登壇の様子

スタッフの皆様、素敵な写真をありがとうございます!


Photo by SRE NEXT Staff

最後に

私としては初めてのSRE NEXT参加でしたが、非常に参加者が多く、熱気があるイベントだと感じました。

登壇後には、ask the spekerの時間もあり、セッションを聴いて頂いた方と直接話して議論も出来ました。とても楽しい時間でした。

SRE NEXT 2025の開催も発表されましたので、是非来年も参加・登壇したいと思っています。


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