新聞の役割とは
朝日新聞の記者が、休業支援金制度について、次のように述べた。
https://twitter.com/naitouhisasi/status/1354991718546857987
内藤尚志(朝日新聞記者)
@naitouhisasi
中小企業のバイトでも申請できる #休業支援金 は、まだほとんど利用されず、予算が余る状態。これは、政府の広報が不足していたのも一因だと思います。社運をかけた新製品や新サービスを熱心に説明してくる民間企業を取材するたびに、官僚との熱量の差を感じてしまいます。
https://twitter.com/naitouhisasi/status/1354994563929182212
内藤尚志(朝日新聞記者)
@naitouhisasi
霞が関周辺で「マスコミが報じないからだ」という声もたまに聞きますが、そもそも新聞は政府の広報誌ではありません。政策を分かりやすく伝えるために記者は取材しているのではありません。政策の問題点を見抜き、政府が隠していることを暴くために取材しています。
中小企業のバイトの方からすれば、休業支援金は生活のために必要な制度ではないのか? どうしてそれを報道しないのか? 地震の時に、ライフラインの状況を報道するのに近い性質のものだと考える。新聞が政府の広報誌かどうかの問題ではないのではないか。
また、この記者の記載からすれば、新聞には、政策の問題点ばかりが掲載されていることになる。権力の監視のためにマスコミが一定の機能を果たしていることはわからないではないが、これでは、読者は政府に悪印象を抱くばかりなのではないか。
朝日新聞の読者は、政府の悪い点の情報ばかりを求めているのか? 広く社会の事象に関する情報を求めていると思うのだが。
もっとも、ここまで記者が言い切るのであれば、むしろ新聞に対するこちらの認識が誤っていた可能性もある。新聞に対する認識を変えるべきかもしれない。