JALのビジネスクラスでシンガポールに飛んだ
便名と使用機材
午前11時30分に出発する日本航空37便に乗って、シンガポールに行ってきた。今回利用するクラスはビジネスクラス。使用機材はB787-9で、ビジネスクラスにはJAL SKY SUITE Ⅲが搭載されている。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/service/business/seat/skysuite3.html
シート
今回アサインにしたシートは窓側の1A。B787-9の長所は窓側のシートを指定したら必ず窓側になること。ん?と思うかもしれないが、B767のビジネスクラス、JAL SKY SUITE Ⅱになると、窓側シートでもシートと窓の間に再度シートがあるため、窓から少し離れたところになる。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/aircraft/conf/763.html#a27
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メニュー・アメニティ
シートには事前に、ブランケット・ピロー・スリッパ・アメニティ・メニュー・ヘッドセットが置かれている。ブランケットやスリッパを袋から出して、シート周辺を整えたり、メニューに目を通したりしている中、CAさんからご挨拶をいただく。
出発準備の忙しい中、わざわざご挨拶をいただくのは申し訳ないが、ちょっとした会話をするだけでも、これから始まる旅行の高揚感が違う。
日本航空37便ビジネスクラスの機内食は和食、2種類の洋食、合計3種類から選択できる。以前洋食を選択したことがあったが、前菜が口に合わず、やはり日本発のフライトは和食に限る。日本航空では事前に食事を注文できる「機内食事前予約サービス」があるので、ぜひ利用してほしい。
また日本航空では他社の航空会社でよく提供されているウェルカムドリンクのサービスを行っていない。何かの信念があってそのようにしていると思うが、離陸後シートベルトサインが消えてドリンクサービスが始まるまでしばらく時間があるので、事前に備わっているミネラルウォーターで喉を潤さないといけない。
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機内食
和食は3つのコースで提供される。
まず、前菜の盛り合わせ。和食らしく少しずつたくさんの食材を楽しめる。好きなところから食べ始めるといい。右上から目を閉じてゆっくりいただくのが我流。これは何の食材を使っているのだろうか、と噛みしめながら考える。メニューを見て答え合わせ。時計回りに右下に移動し、これは?と考えてはメニューを見ての繰り返し。一つひとつ丁寧に調理されているのがとても伝わってくる。
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前菜が落ち着くと、台の物が登場。この日は豚フィレ塩麴ステーキと銀鱈揚げがメイン。真ん中に〆のカレーが置かれている。
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そう言えば、コロナ前は機内で炊き立てのご飯を提供していた記憶がある。お茶碗によそっていただき、その上にお肉をワンバウンドさせて食べていたのが懐かしい。経費削減の影響か、コロナが終息した今でもそのサービスが復活する傾向がなさそうだ。
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台の物が終わったところで、最後に甘味となる。日本航空の機内食は大好きだが、ことデザートに関してはもうひと踏ん張りという印象を受ける。ここまでのプレゼンテーションがどれも素晴らしい中、甘味のインパクトがやや弱い。この日もマンゴーの寒天寄せということで、あっさり風味で口直しにはいいのだろう。しかし、この時だけはどうしても洋食のデザートに惹かれてしまう。
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機内食が終わったところで、機内販売が開始。そして機内が少しずつ暗くなっていき、シートをフルフラットにして仮眠を取る人が多くなる。
数時間仮眠を取ったところで、「何かいかがですか?」と声をかけていただき、
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チーズの盛り合わせをいただく。
軽食
機体は順調に南下し、シンガポール着陸の約2時間前に軽食が提供される。「ハーゲンダッツ」か「稲荷寿司」の選択。
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今回は稲荷寿司をいただいた。やや乾いていたかなという印象。ただ、日本らしさを出そうとするサービスは素晴らしいと思う。
すべてのサービスが終わり、機内は着陸のため最後の安全確認が行われる。シートは元の場所に戻っているか、シートベルトを締めているか、上の棚はしっかり閉まっているか、の確認が行われる。
窓からは大きな積乱雲がモクモクと青い空に広がり、東南アジアに来たんだなと思わせてくれる。
日本航空37便のチャンギ空港の到着予定時間は午後5時30分頃。この時間はチャンギ空港の混雑のため、上空待機が多い。旋回して着陸許可を待つが、積乱雲には入りは出て、出ては入りの繰り返しもこの時間のチャンギならではかもしれない。