
JALの退役間近B777-300ERビジネスクラスに搭乗してみた -シート編-
みなさん、こんにちは。フライトを楽しんでいますか。さて、今回は、退役間近のB777-300ERのビジネスクラスに乗ってきた話題を紹介します。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/aircraft/conf/777.html
JALのB777-300ERは1種類のみ。ファースト8席、ビジネス49席、プレエコ40席、エコ147席の合計244席。代替機材としての導入されているA350-1000の合計座席数が239席でほぼ変わらず。
退役準備がどんどん進んでいるB777-300ER
https://flyteam.jp/news/article/142480
シンガポール線にB777-300ERを投入
アジア路線の中でB777-300ERが投入される機会が多いのがバンコク線。そのB773がシンガポール線にも使用されるとのことで搭乗してきた。
スケジュールと機材
JAL37 10:55 羽田 - 17:35 シンガポール
B777-300ER / JA732J <Oneworldスペシャルマーキング>

搭乗開始
ゲートではすでに搭乗が行われていた。機械は2台あるが、優先搭乗グループ1からグループ3までの乗客のために、常時どちらかは優先搭乗ができるようオープン状態になっている。

10:50 搭乗完了 ドアクローズ
ビジネスクラスのレイアウトは2-3-2席で7列の合計49席。フルフラットベッドになるJAL SKY SUITEを搭載。
https://www.jal.co.jp/jp/en/inter/service/business/seat/skysuite.html
アライメントのユニークな点の1つに、ビジネスクラス最前列1列のみ、他のビジネスクラスのコンパートメントから離れており、ファーストクラスと同じコンパートメントになっている点である。

写真のように、カーテンでは仕切られるものの、このコンパートメントはファーストクラス8席、ビジネスクラス7席の15席しかないので、かなり静かな空間が広がった。
シート
シートには多くの工夫が施されている。窓側Aと通路側Cの座席を少しずらしている。この工夫により、全ての席から通路アクシスが可能である。また離着陸時に使用できないパーテーションを下した状態でも、隣の乗客と視線が合わないようになっている。


180度にリクライニングすることができなかったが、窓4枚分の広さがあり、相当なスペースを確保している。

アメニティ
日系航空会社は、欧米の長距離路線に比べて、アジア路線ではそれほどアメニティに力をいれていない。シンガポール航空も「Business travellerは、それほどアメニティを欲していない」との発言を耳にしたことがある。確かに、出張の多いビジネス客が搭乗の度にアメニティをもらっていたら、結果的にそれなりの荷物になるだろう。
アメニティは事前にシートに置かれていた。グレーの巾着袋の中には、歯ブラシ、マスク、耳栓、アイマスクが入っている。また、その他にも、大きなブランケット、Air weaveの枕、ヘッドセット、そしてペットボトルの水が準備されている。


ウェルカムドリンクのサービスなし
JALのシンガポール線では出発前のウェルカムドリンクのサービスは実施しない。明確な理由は不明だが、定時出発に厳しいJALのことなので、クルーたちが出発準備に注力するためかもしれない。
自席からの眺望
着席するとまず感じることは、その十分なスペースだ。シートピッチはもちろんのこと、横の広さも十分である。収納スペースも、手元から足元まであり、うかうかしていると忘れ物をしてしまいそうだ。足を思いっきり伸ばしても前につくことがない。



第4滑走路に向けて
スムーズな準備が行われ、早々にドアクローズ。機体は羽田空港第4滑走路に向けて進み始めた。

次回は、主にこのフライトの機内食についてレポートします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。