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星を救う者は星に夢を見る 第四半節

Zenoa=Rolandとは何者なのか
ただの一介の冒険者であるZenoa=Roland(以下ゼノア)が
なぜ、世界の危機を救った「英雄」となったのか?
当記事では彼女について語っていくものとする。

サンクレッドへのインタビューが終わり、彼からとある場所を聞いた。

その場所は「アラミゴ」

かつて帝国に支配され虐げられてきた土地。かの英雄「ゼノア」や暁のメンバー、東方の戦士たちの手によって、帝国皇子「ゼノス=イェー=ガルヴァス」から解放された国。

まだかつての戦禍が少なからず残るこの地で、私は彼の何を知ることが出来るのであろう。

サンクレッド「話を聞ける人物とのコンタクトは俺が取っておこう。」サンクレッドはそう言ってある人物との邂逅を手配してくれた。そして指定された場所は「アラミゴ王宮」

「一介の記者が気軽に訪れる場所ではないのですが・・・。」私は王宮の壮大な門の前で口にする。

門番の衛兵さんに名前を告げると、少し待たされた後、王宮内へと案内された。そう時が経っていないこの場所でゼノア達はゼノス率いる帝国軍と争っていた。この宮は一体何を想うのだろうと感慨にふける。

そして応接間のようなところに通された。少しお待ちくださいと案内してくれた兵士が一言。このような所は初めて訪れる、私は落ち着かない。

「あー!お待たせ!あなたがサンクレッドが言っていた記者さんね!」

突如として響く大きなハツラツとした声。緊張していた私は思わず飛び上がる。

「初めまして、私はリセ。あなたがリリルさんで良かったかな?」

「初めまして。フリーで記者をしております。リリル=リルと申します。」

かつて英雄ゼノアと共にこのアラミゴの解放に活躍した闘士。

「リセ=ヘクスト」彼女からはどんな英雄の一面を見れるのであろうか。私はペンとノートを開き、問いかける。

第五節へつづく

                著:フリーライター リリル=リル


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