絶対に一人になんかしない。
その小さな女の子は朔だ。死んで落ちた星を握りしめ、朔は今、星のない夜空を見上げている。どうしていいかわからずに泣いている。だけど君はちゃんとどうすればいいか知っているはずだし、俺はそれを思い出させることができればいいと思っている。
がんばれ、朔!!!
「頑張りたいよ!私はもう一回……もう一回、夢のために、頑張りたい……っ!私、逃げようとしてた、純悟を利用しようとした、そんなのうまくいくわけない、だって本当は、本当の心は、もう一回、今度こそ……今度こそ私、夢を……諦めたくなくて!でも!」
がんばれ!!
「でもまた同じことの繰り返しかも!私はきっとまた失敗しちゃう、そう思ったらそんなこと、また六年やり直すなんて、お父さんにもお母さんにも、そんなこと言えるわけ……な……」
いけ!主人公!!
「もしも投げた星がまた死んでしまったとしても、その時も俺は、すぐ隣にいる、守れるなら守るし、たとえ守れなくて君がまた傷ついてしまったとしても、なんなら爆発してしまったとしても、その時も俺は一緒だ。絶対に一人になんかしない。落ちる時ももちろん一緒だ。一緒にいて、傍にいて、それでまた朔が次の星を投げられるようになるのを待ってる。俺は絶対に待ってる。いつまででも待ってる。桃白白を知ってるか?」
ここで唐突の桃白白!!!草ァ!!!
「……し、知ってるけど、でも今、その話、本当にしないといけないことかな……」
間違いない!!!
「桃白白は、自分が投げた柱に飛び乗るよな。あんな感じで、やってかないか。投げた星に飛び乗って、俺は朔と一緒にどこまでも飛んでいきたいよ。そうやって生きていきたい。宇宙の果てまでは辿り着けなくても、いつかは落ちてしまうとしても、それでもいい。全然いい。また何度だって、俺は星を投げる女の子に会いたい。そして桃白白になりたい」
こんな告白ありますか、ぶっ飛んでるけどすげえ面白いし、素敵だ!!
読んでてスタバで笑っちゃいました。面白すぎるわ。。。!
死んでた星をぶん投げた主人公。
そして朔は蘇るのであった。
この展開はアツすぎて、読んでて鳥肌が止まらなかった。。。
傑作だ。間違いなく。
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