しかし俺を相手にするような女は、
主人公の恋愛遍歴。面白いんだこの表現も。
しかし俺を相手にするような女は、変な女ばっかりだった。平凡な己のスペックを「個性」で補完するために必死に目立ちたがって病みたがる、俺のことなんか己の病みの背景ぐらいにしか思ってないような女ばっかり、俺には近づいてきた。
ひゃ〜。
平凡な己のスペックを「個性」で補完するために必死に目立ちたがって病みたがる
だって。ひゃ〜。
もう自分、自分、自分のことばっかりなんだよな。そういう人って。
しかも「個性」だと思ってるそれ、そんな追い求めることかね?っていうものだったりね。
奴らはやたらと感じよく登場し、勝手にいろいろ俺に期待し、失望し、ドロドロの本性を見せ始め、俺を振り回し、俺を弄び、泣いて喚いて責めて病んで、次の獲物を見つけると勝手に去っていった。
勝手なんですよ。何もかもね。
勝手に現れて、勝手に去っていって、自分は何を得られたんだろう?そんなことを思ってしまうんだな。。。
(ーー俺は徳を積んできた)
俺も徳を積んでるつもりだけど。だから、楽しく生きていきたいけどなぁ。
徳を積めてるかな。もっと積まねば。
俺はこれまでずっと、何にも得ないで失う一方だった。愛情の絆で結ばれたように思った女性たちは、気付けば一人残らず俺の許から消えている。まるで見えない積立口座に自動で振替されてしまったかのように。
わかるなぁ。何にも得ないで失う一方だったなぁ。
積立口座に自動で振替ね。。。
悲しいなぁ。。