彼女は自分で責任をとるんだから
自分を捨てていった婚約者に対して、主人公はこんなことを考えている。
「満優がどうにかなってしまったら、満優があの男にひどいことをされていたら、俺はどうやって助ければいいんだよ?一緒に逃げてった奴がどこの誰かもわからないんだぞ?どんな目にあってたって、こんなに離れていたら間に合わない!このままじゃ、もう、間に合わないじゃないか……!どうすりゃいいのか全然わからないんだよ……!」
主人公さん、あんまりにも優しすぎやしませんか。。ここまではさすがに俺も思えなかったよ。
確かに、こんな姿を見ていると、朔は主人公いいやつだな〜って思うよね。
徳を積むってこういうことなんですか??
俺にはできそうにねぇ。。
そんな主人公に対して、朔は言うわけです。
「どこにもいかないでいい。全部、放っておけばいい」
「なにもかも、彼女は自分で責任をとるんだから」
そうなんだな。めちゃくちゃ当たり前だけど、そーなんすよ。
満優は自分の意思で、繋がっていた俺を切り離した。
で、次の文章もなかなか好きなんだな。
満優は満優の雨の下に、俺は俺の雨の下にいる。それぞれが別々に、違う雨を浴びている。
もう違う世界の人間なんですよ。雨をともに浴びて欲しいとも望んでないわけなんすよ。
自分のしたことは自分で責任をとる。当たり前だよな。
責任のとれる行動をちゃんとしよう。と思いました。