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母のこと。

パーキンソン病と分かって2年目の夏だ。
去年の夏は、まだ自力で歩けていて、台所に立ってカレーも作れていた。
今年の夏は、そのどちらも叶わなくて、それに加えて、階段から落ちて右肘脱臼&複雑骨折(骨が砕けた)という。

母は、両足が動かず、右腕も動かず、残っているのは左腕だけ。
その左腕も、細かい痣や傷だらけだった。
きっと、何度も転んで、何度もぶつかって、その度に立ち上がってきた勲章だ。

自分の体が思うように動かないこと。
当事者じゃないから、想像もつかないけれど、つらいんだろうな。

でも、ここは大人として、親子だろうが、自他境界線を引いて、自分は自分の生活をしていく。
気持ちに寄り添いつつ。

心身ともに弱っていく母を見るのはつらい。つらい、つらい、つらい。
胸がギューってなる。
身体を動かすのが好きだったからなぁ母は。

それでも、生きる強さを持っていてほしい。持っていると思う。

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