壁に穴を開けた元旦
壁を殴った。実家の壁を殴った。
母と口論になり、というか一方的に母が突っかかってきて、それに腹が立った私は、壁に穴を開けた。誰が悪いとか誰のせいとか誰が大人気ないとかではない。
ただ私は部屋の掃除をしていた。2階の掃除をして、大晦日にやりきれなかった掃除機がけをした。
ついでに下に降りながら階段や廊下も順番に掃除機をかけていった。
母が出てきて一言「おかぁさんがやるからやらなくていい!!!」と。急に喧嘩腰ね。
何回か言われたけど無視した。その言い方に腹が立ったってのもあるし、結局は言い方なんだけど。
なんでもっと上手く言えないんだろう、上手く生きれないんだろうって。
そして、そのクソみたいな言い方に従ってしまうこっちも悔しいし、これ以上その言い方でOKという成功体験を積ませたくなかった。
なんで人の善意を踏み躙る言い方ができるんだろう。
別に、やってあげてるっていう意識がゼロではないんだけど。こちらが、良かれと思ってついでにやったまでなんだけど。
なのにその言い方はないよなぁ。と、ブチギレた。
じゃあ終わりに掃除機のゴミを捨てようとした。
ゴミ捨てるからって言ったら、それもおかぁさんがやるからいい!!!やらなくていい!!!と。
なんなんその言い方と思って、掃除機を離さずにいた。
そしたら、母が掃除機を私の手から剥がそうとしてきて、なんで実力行使なん?
って思った。
言い方も乱暴だし、しまいには実力行使してくるし、なんなんこの人は?と思った。
親として人として受け入れられない。
かわいそう。
言語化して欲しい。
こうこうこういう理由で掃除しなくていいよー。って。言って欲しい。
階段と廊下を掃除してくれてありがとうねー。とか。
こうして欲しい、こうあるべきって母を人を型にはめて、その期待に応えてくれないのが許せないんかなぁ。つらいなぁ。それはそれで自分のこだわりがつらい。
ただ、ありがとうとごめんなさいを日常生活で言い合いたいだけなのになぁ。
誠心誠意、あちらからの謝罪があれば受け入れるのに。受け入れられないかもだけど、受け入れる準備はできるのに。
結局似たもの同士なんかなぁ。
相手が思い通りに動かないと腹が立つ、という意味で。
期待しすぎなんかね。人に。
そうかもね。それを教えてくれたのかもね。
人に期待しないからだーいぶ楽になれる気がする。、