「世界で最も小さいバイオリン」でも、私は君の音に耳をすませたい
今日は今日とて、仕事の記事を更新してました。
こちらの記事を読んでからのほうが、よりこの記事を楽しめると思うけど…
上の記事が難しく長い記事なので、こちらの記事だけでも大丈夫であります。
んで。
World's Smallest Violinって曲があるんです。
TikTokとかでよく使われて有名になった曲。
歌詞の意味はちょっと分かりにくいかもしれない。
歌詞の全体を聴くと分かるんだけど、自分の周りと自分を比べている曲なんだよね。
なんていうか、この曲の主人公は自己肯定感が低くて。
輝かしい過去がある親族や、適当につるんでる友達と比べられたり、比べてみたり。
その中で相対的な人間の価値を捉えているんだよね。
(ちょっと行間読みなところもあって、完全に合っているかは微妙だけど)
ちなみにWorld's Smallest Violinって言葉は、スラング的な意味もあって。
「本当に些細なこと」って意味もある。
つまり、この主人公自身、こういった話題が「些細なこと」として捉えられてしまうことを分かっているんだよね。
でも、この曲の結論にあるのは、
「僕のヴァイオリンを聞いてくれ」
だったりする。
これはさ。
「何かをした」・「誰か」の話ではなく、「自分の音(表現)」を聞いてくれって話でさ。
しかもそれは、「小言」みたいに扱われるような内容なわけなんだけどさ。
なんていうか、「人それぞれの人生を大事にしてくれ」って言われている気がするんだよね。
私はさ。
人の悩みを聞いたり、一緒に解決する仕事をしているけど。
なんていうか、「普通、こういう悩みにはこういう解決策を取るんだ」って言う話をよくするわけ。
でもさ、そこから「だから、あなたも同じように解決してね」とは言わないようにしているのよ。
だってさ、人の人生ってそれぞれでさ。
悩みを持っている人の心が、どれだけの物事からどんなふうに成り立っているかなんて、他人は計り知れないわけじゃない?
だったら、そういった悩みを持っている人に対して出来ることって、「話を聞いて、一緒に考えること」なんだと思うんだよね。
それで、悩みを持っている人が自分で解決をしていく。
それだけが…人が変わろうとしている中で、他の人が出来ることなんだと思うんだよ。
「こうすれば絶対にうまくいく」みたいな魔法の方法なんてなくてさ。
解決してあげるんじゃなくて、支えてあげるのが大事なんだって。
いろんな選択肢を出して、自分の経験も出したりしてさ、やれることはやってさ。
悩んでいる人が「そうなんだ」って感じることを増やしてもらって。
そしたら、相手が新しい世界を見つけるのを見守る。
それがさ、「力になる」ってことなんだと思うんだ。
最近改めて思ったんだよね。
それが「相手の力になる」っていうことなんじゃないかなって。
本当に、心から。