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ジャニーズWEST新アルバム「W trouble」に発売前から心踊る理由

2月5日、ジャニーズWEST結成6周年の記念すべき日に沢山の情報が解禁された、ジャニーズWESTのニューアルバム「W trouble」。そして数日後には、メンバーがレギュラー出演するラジオを中心に1コーラスだけリード曲「W trouble」も解禁されました。

この「W trouble」企画に、新米ファンである私も感情が揺さぶられるような興奮を覚えています。何故こんなに心が震えているのか、リアルタイムに情報を享受している今の気持ちを整理して書いてみようと思います。



★★トピック★★

1.「W trouble」の世界観

2.「メンバー全員でのショートムービー」というパワーコンテンツ

3.リード曲「W trouble」

4.メンバー作詞曲への期待

5.アルバム「W trouble」に見る覚悟

★★★★★★★



1.「W trouble」の世界観

最初のティザームービーが出た時から、ファン界隈をざわつかせていました。ジャニーズWESTのこれまでのアルバムコンセプトにはなかった世界観。
世間には「元気でわちゃわちゃした関西の兄ちゃんたち」というイメージを植えつけてきたジャニーズWESTが、いよいよカッコいい方向に舵をきることが見てとれました。

ショートムービーの一部映像が解禁となり、世界観や人物設定も少し明かされて、かなり作り込まれた作品であることが段々分かってきました。この「本気の作り込み」が「本気でカッコいい方向に進む」意志を明確にしているように思いました。
関ジャニ∞の「∞ uppers」を知っている人は、それに重ねてより期待値が上がっているところもあるようです。


2.「メンバー全員でのショートムービー」というパワーコンテンツ

「アイドルグループ全員で演技をするコンテンツ」というのは、基本的にファンからの需要があるものだと思います。ジャニーズWESTはこれまでも、舞台、映画、Netflix配信ドラマで共演してきました。
メンバー全員がちゃんと個別でも俳優さんとしてお仕事できるような力があるからこそできる「全員でのお芝居」。でも、今回は断トツで作品が「カッコいい」雰囲気だし、これまでの作品よりも「大人の青春群像劇」を表現する世界観になっているように思います。
「国の方針に反して暗躍する集団」という「ダークヒーロー」っぽい設定も、「陽」のイメージが強いジャニーズWESTだからこそ、そのギャップにときめく要因になります。これまで「関西の明るい兄ちゃんたち」というイメージを表で貫きながら、実はコンサート等コアな場所では「クール・セクシーに攻めてくる」一面を見せてきたWEST自身に設定が重なるところも良いです。

更にポイントなのが、この世界観の原案者がコンサートの構成・演出に積極的になった藤井流星くんであること。おそらく流星くんの案を元に、メンバーやスタッフさんたちが肉付けや洗練をしていったのでしょう。「メンバーが自ら7人で演じるためのパラレルワールドを作った」というところもファンの心をくすぐってきます。

また、「7人全員で演じるパラレルワールド」は、ファンの好奇心や想像力を沢山刺激します。数少ない情報から、普段のメンバー同士の関係性を踏まえた上で、ファンそれぞれの「W trouble」の世界観を頭の中で勝手に形成してしまうのです。

個人的には、重岡・小瀧の2人がドラマで俳優として注目されている今、「メンバー全員が演技をするショートムービーを出す」というのも、タイミングとしては良いと思います。個人での俳優っぷりが気になった方が見てくれたらいいなと。
7人全員での出演作の中では、今回の「W trouble」がファン以外でも一番見やすい作品になるような気がします。


3.リード曲「W trouble」

一部音源が解禁された「W trouble」。
重低音を効かせたイントロから、既にこだわりの強い作品であることが見てとれます。イントロ部分は、iPh○ne辺りのCMで使われててもおかしくなさそう……。
イントロ後に最初に切り込んでくるのが、おそらく藤井・神山。2人のユニット曲でとにかくラップでかっこ良く攻めてくる「I got the flow」を彷彿とさせるような始まりに、特に流星くん推しの自分は胸が高まります。
私はまだメンバーの歌声の聞き分けが十分にできないのではっきりした歌割は分かりませんが、歌割が細かく切り替わり、エフェクトもかかっていて、個人的にPerfume楽曲が好きな自分にはたまらない加工の仕方です。
そしてサビの「最高最高~」の辺りからは、7人が揃って盛り上げてくるのが見えるような高まり方。
2回出てくる「W trouble」の部分は淳太くんと照史くんがそれぞれソロで歌っているように聞こえるので、もしかしたら7人それぞれが「W trouble」と歌うパートがあるのでしょうか?(「YSSB」に7人がそれぞれソロで「(You're so) sexy baby」と歌うパートがあったような感じで……。)

まだ1コーラスしか披露されていないので、この後この楽曲がどう展開されていくのか、フルバージョンを聴くのが本当に楽しみです。


4.メンバー作詞曲への期待

通常盤のみ収録の全体曲で「to you」を重岡&「Survival」を神山が作詞作曲、そして初回盤Bのみ収録のユニット曲で中間が作詞に参加していることが明かされました。
まず、淳太くんが作詞に参加したユニット曲はどれも大好きなので、今回も期待が高まります。しかも悪い男の曲。少し前にTwitterで「淳太くんの作詞は夢小説」という例えを見て「なるほど!」と思いましたが、淳太くんの織り成すフィクションの世界が楽しみです。
神ちゃんはタイトルの感じからして「Evoke」系かなと思いました。神ちゃんの作るバチバチでカッコイイ曲は、ダンスもその分カッコよくて尚且つ難しそうになる傾向があるので、ダンス好きとしてはそこも楽しみです。神ちゃんは詞・曲・振り付け等トータルで「アーティスト」として魅せてくるので、その神ちゃんの世界観で歌い踊る7人に期待です。
しげの楽曲は、「別れ」をテーマにしている優しい、温かい楽曲とのことで、こちらも気になります。優しいメロディーと、飾らない言葉選びの歌詞が胸を打つ詞。しげの詞は、どこからが本当でどこからが創作なのか分からない、全部しげの体験したことなんじゃないかという「エッセイ」のような感じがあります。ファンになりたての私ですが、去年のしげの様子にちょっと気にかかる部分があるので、もしかしたらその辺のことを明かしてくる可能性もあるのかな……と、その点でも気になっています。また、7人で歌うしげ作詞曲が初めてなので、そこもどんな感じになるのかなと気になっています。


5.アルバム「W trouble」に見る覚悟

今回のアルバムについて魅力を感じるところは色々とありますが……。何より「ジャニーズWEST本人たちが本気で『カッコいい一面』を世に放とうとしている」し、いわば「てっぺんの大勝負」に出ようとしている感じがしてくるのが、初心者ファンの私にも伝わってきます。
4形態売り、有名アーティストからの楽曲提供、Twitterを利用したPR等……。
4形態売りに関しては、今まで「全体曲10曲ほど+特典映像」の初回盤&「全体曲10曲ほど+ユニット曲」の通常盤という、アイドルにしては良心的な売り方をしてきたWESTさんたちだからこそ、この決断をしたのには驚きました。賛否両論あると思うし、特に自由に使えるお金が少ないファンにとっては辛い部分もあると思います……。ただ、ここまでして「売りたい」と思う気持ちがあるのは伝わるので、「どうにか記録という形でちゃんと成果を残したい」という意図はしっかり汲みたいと思います。
私自身、自由に使えるお金が限られてるので、あまり他のファンの人に複数購入を勧めることはしません。同日発売の他事務所グループさんをライバル視する意見もありますが、個人的には、アルバムの評判を聞いて色んな人たちが段々と入手して、細々とでも「長いこと売れるロングセラーアルバム」になったら良いなと思います。

Twitterを利用した販促展開は良いなと思うのですが、嵐やスノストを見ていると、やっぱりYouTubeのような動画サイトでの展開があるとより強いよなと感じます。でも今のWESTにできるやり方でより良いものを選んでやっている感じは伝わるので、「今できる最大限のやり方」を作戦に組み込んできた、そこの気持ちも大事にしたいなと思います。


私は「かっこよくてクールなジャニーズWEST」も大好きなので、今回のアルバムコンセプト・楽曲は物凄く良いと思っています。ただ、これが世間でどのように受け取られるか、私はもう彼らのことが好きすぎてそれを客観的に見られる目線を持ち合わせていません。今回の路線が受け入れられることを願うけど、もしかしたらファンや本人たちが期待するほどの反響は外から無いという可能性だってあります。それでも、今回の「路線変更」の挑戦には、一緒にそこで便乗して行方を見届けたいと思わせるだけのものがあります。
チームジャニーズWESTが、今彼らにできる最大限の方法を駆使して作り上げたアルバム。どうか、少しでも沢山の人のところに届きますように。

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