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ジャニーズWEST「W trouble」を手に取るか迷う人の背中をそっと押したい

ジャニーズWEST6thアルバム「W trouble」が3/18に発売されました。発売初日の速報で、もしかしたらWEST歴代最高初動売上になるかもしれないということで、ファンの皆さんが買い増しするとおっしゃる等、賑わっています。

でも、個人的な思いとしては、まだアルバムを手に取ってない方にこそぜひ聴いていただきたいのです。しかし、強引にオススメするのも気が退ける……。
そこで、私なりに「もしアルバムを手に取るか迷ってる人がいたら、こういう人たちかな」というのを想定してみました。そして、その人たちに向けて私なりにオススメ文を書いてみました。もし本当に迷ってる方がいて、何かの巡り合わせでこの文章に出会った時、少しでも参考になったらいいなと思います。

★★トピックス★★

1.楽曲提供アーティストさんのファンの方へ

2.俳優としてのメンバーが気になってる方へ

3.ジャニーズWESTが気になってるけどCDに手を出すか迷ってる方へ

4.1~3に該当しないけど迷ってる方へ

5.最後に

★★★★★★★



1.楽曲提供アーティストさんのファンの方へ

好きなアーティストさんが「関西のおちゃらけジャニーズアイドル集団」ジャニーズWESTに楽曲提供されたと聞いて、もしかしたらビックリされたかもしれません。
本来なら音楽配信でお目当ての曲を1曲購入しようと思ったのに、まさかの音楽配信が無くてCDを手に取らないといけないって、お金かかるし、相手はジャニーズアイドルだし、うーんと思われてるかもしれません。

それでも、良ければCDを手に取ってみませんか?

お好きなアーティストさんの提供楽曲は、もちろんファンの方にもそれぞれ好みがあると思うので一概に言えませんが、私にとっては素敵な楽曲です!そして、ちゃんとジャニーズWESTはそのアーティストさんの良さを崩さずに歌っています。

ジャニーズなのでボーカル面を心配されていると思います。このグループは全部で7人いますが、そのうち「美声三銃士」と呼ばれ、メインでもハモりでもいけるボーカリストが3人います。残りの4人も、音痴な人はいないし、楽曲によって歌い方を変えられる人ばかりです。レコーディング期間中にLAでボーカルレッスンを受けてるメンバーもいます。
ラップもこれまで実は沢山歌ってて、こちらもメインラッパーができる人材が3人ほどいます。
という訳で「ジャニーズ」とあまり斜に構えずに聴いていただけたらなと思います。

あと、個人的に面白いなと思ったのが、どの楽曲もそれぞれバラバラに作られたはずなのに、世界線が似てたり繋げると物語になったりするような楽曲があることです。
例えば、☆Taku Takahashi(m-flo)さん&SUNNY BOYさんが作られた「ごっつえーFriday」は社会人応援ソングですが、アルバムには同じく社会人応援ソングの「ホメチギリスト」が入っています。どちらも応援対象は同じだけど、アプローチが違うだけでこんなに雰囲気が変わるんだなというのを聴き比べるのが面白いです!
ぜひ他の楽曲も併せて聴いてみて、お好きなアーティストさんの提供楽曲の世界観を広げてみませんか?


2.俳優としてのメンバーが気になってる方へ

ドラマや舞台などでメンバーが気になってるけど、CDに手を出すかどうか迷っていませんか?

今ならもしかしたらまだ間に合うかもしれないので、ショートムービー付きの【初回限定盤A】を購入されてみてはいかがでしょうか?

「ショートムービー」なので、メンバー7人全員で演技をしています。本編は10分ちょっと、あとは約30分メイキングが入っています。
「ショートムービー」は短いですが、メンバーそれぞれにちゃんと目立つポイントが用意されています。メイキングもそれぞれのシーンにちゃんと密着してくれています。
また、ストーリーの世界観も凝っています。「芸術が禁止された世界で、グラフィックアートを街に描く謎の集団・W trouble」の物語。「芸術が禁止」というのは、奇しくも新型コロナウイルスによって「大規模興業を自粛」するよう要請されているリアル日本と似ています。閉塞していく人々の生活に風穴を開けようとする「W trouble」は、同じく閉塞する生活に疲れるリアル日本に、アルバムを通じてメッセージを伝えようとする「ジャニーズWEST」自身と重なります。

これを見た上でCDを聴くと、入りこみやすいかなと思います。気になるメンバーがいる「W trouble」の世界に、目でも耳でも一緒に参加してみませんか?


3.ジャニーズWESTが気になってるけどCDに手を出すか迷ってる方へ


4ヶ月前まで私もその立場でした。ぜひ「W trouble」を手がかりに手を出してみませんか?
「W trouble」は曲の幅が広く、色んなジャニーズWESTの音楽表現を聴けるので、初心者にオススメです。
「ええじゃないか」を手がけた岩崎貴文さんによる「ホメチギリスト」は世間的なWESTのイメージぴったりな曲です。一方で、ゴスペラーズさんによる重層的なコーラスワークの「Special Love」、レゲエ調の「Glory days」、ロック調の「Survival」等、あまりWESTのイメージに無いであろう曲も沢山あります。「ジャニーズWEST」の多面的なところを音楽から感じられる1枚です。
バレーボールのイメージソングになった「Big Shot!!」も入ってますし、同じ方たちが作られた「W trouble」もリード曲として入っています。まずは、試しに1・2曲目の「W trouble」~「Big Shot!!」の流れだけでも聴いてみてはいかがでしょうか?

また、グループだけでなくメンバー1人1人のことも気になる方には、【初回限定盤B】をオススメします。こちらは特典でユニット曲(7人のメンバーが数人ずつに分かれて歌う)のメンバー・コンセプト等を決めるくじ引き&あるメンバーへのハッピーでバラエティー的なサプライズを仕掛けた映像が入っています。グループの雰囲気、メンバー1人1人の様子をより知れる点が良いと思います。
それを見た上で【初回限定盤B】のみに収録されているユニット曲を聴くと、楽しめます。結構メンバーのイメージからは意外に感じる曲が揃ったので、普段のわちゃわちゃした様子とユニット曲でのギャップを面白く感じられるんじゃないかなと思います。


4.1~3に該当しないけど迷ってる方へ


今回のアルバムは、ジャニーズWESTのこれまでのアルバムの中でも一番流れが良くて聴きやすい作品だと思います。今まであまり彼らの音楽に触れて来なかった人でも入りやすいです。

彼らはこのアルバムのために昨年夏から話し合いを重ね、曲選びに関わり、7人中4人は作詞作曲にも携わりました。そして、特典映像のショートムービーもメンバーが原案や意見を出して作られています。

ジャニーズWESTは「自分たちの意思で動くこと」を大事にしているグループだと私は思っています。そんな彼らの「意思」と、そんな彼らの元に外から飛び込んできた作品のコラボである「W trouble」。このアルバムのタイトルの意味は「混ざり合ったらヤバイ奴ら」。ジャニーズWESTと様々なアーティスト・クリエイターの方々が織り成す、バトルでありタッグであり、そんなアルバムをぜひ1人でも多くの方に聴いてもらいたいです。


5.最後に

最後に、私の願いを。
初動売上を記録するのはもちろん大事なことだと思います。特に今回は「ちゃんと売り上げを記録したい」という思いが売り方からも曲のラインナップからも伝わるので。
ただ、これはアルバム発売が明らかになった時からずっと思っていますが、息の長い、細く長く売れる作品になってほしいですし、そのポテンシャルは持っていると思います。(小声で言います。目指せ、CDショップ大賞……!)
だからこそ、ファンが沢山買うだけでなく、色んな方に、少しずつこのアルバムの良さが届いてほしいです。

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