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断捨離というか片付けるということ

うつになる兆候というか、最初の最初のほんとうに最初にできなくなったのが片付ける、整理するということだった。
だんだん仕事以外の時間で「決める」ということ、そのために何かを考えるということがとても難しくおっくうに感じ始めた。
とりあえず、ここに置いておこう。ここに入れておこう。捨てるのか捨てないのかわからないから残しておこう。今度まとめて考えよう。
そして、いつの間にかモノが増えていた。

ある日
「あれ?あのカードどこにしまったっけ?」
いつもあるところにない、いつも置きそうなところにない、いつもとりあえずのものはここという場所にもない。
こんなこと今までなかったんだけどな、いつももの無くしたりしなかったんだけど・・・
ちょっと違和感を感じるんだけど、疲れてるから考えない。
「こんだけ物があればわからなくなるよね、次の週末片付けよう」
とふたをして。

ある日
「あ!こんなところに入れてたのか!!指先用のばんそうこう、見つかってよかった」
使いたかったから見つかってうれしい。
少し気分もよくなったから、別の引き出しをあけて少し片づけして
ここにばんそうこう入れるようにしよ~
「ん?指先用のばんそうこう。。。新品がある」
家に無いと思って同じものを何個も買ってしまって、バラバラに片付けていた。
こういうことが少しずつ増えて、まぁいっかと思うようになった。

モノは手軽に増える。
欲しいから、必要だから。と理由が簡単だから。
減らすときはとても難しい。私の場合。
子供の頃、あんまり豊かな家庭ではなかったので、無駄な買い物をはじめ、無駄なモノは家のどこにもなかった。
足りないことの方が普通で、知恵と工夫で乗り切ることが多かった。
だから、モノを大切に長く丁寧につかう。

そして根深く根深くただ私の中に存在する「もったいない」。

幼少期のこういう概念は、そう簡単には、はがれない。
しかも「もったいない」って大事なことだよね。という考え方もある。
日本の美意識とかSDGsとかとかとかとかとか
こういう考え方は、大人になってからの意識・価値観だから
幼少期に根付いた概念には何の効力も発揮しない。関連すらしない。近寄れない。
ただ
『捨てるのはもったいない』
『まだ長く長く使えるかも、もったいない』
これだけのこと。
これだけのことが重く重くのしかかる。

続く・・・

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1回の投稿で終わらせたかったですが、思いのほか長くなってしまったのと
時間がなくなってしまったので、後日に続きを書きます😋
ちなみに小学生の時に使っていた裁縫道具が、現役で私の手元にあります。今も使っています、すごい!!(ちょっと怖い!)

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