②大学受験の僕
時は遡り、中学3年生
とくにやりたいこともないけど、成績そこそこだった僕は取りあえず東大でもいくかな~
とか呑気なことを考えていた
小学校からの同級生K君
小学生の受験塾から知ってて成績はよかったし、中学に入ってからも部活にさそったらバスケやるって。なんか腐れ縁でよく家にも遊びに行ったし、彼のお父さんはお医者さん。その道だと相当有名で病院長なんかやったり、部長だから、どこかの有名野球チームのエースから監督になった人から手術の際に色紙もらうくらい。
そんな彼はもう目キラキラさせながらお医者さんになるんだって
へえすごいや。くらいで考えてたんだけど
とある彼の一言
「お前も医者になってみない?」
そんときはなんとなく
医者か~稼げそうだな~
取りあえずやりたいこともないしやるか~
くらいのノリで勉強始めた
成績は上位といえば上位だけと、やはり医学部に行くにはその中でも一握りにならなくてはいけなくて
どうも「まぁまぁの中でもマシ」からは抜け出れなかった僕は医学部受験に挫折した。
うちの教育方針は
オヤジが歯医者だけど、
医者になるといって私立に通って塾まで通ったんだから歯医者にはならせない。
というスタンス。
いまや定員割れしてる歯学部なんかたくさんあって、鼻水垂らしてても歯医者になれるからな許されんかったわ
結果コテンパン医学部受験のことでしたが、たまたまおばさんに当たる、オヤジの姉貴が僕のいる昭和大の人で、ご家族へみたいなのをくれてたらしかった。
そんな中にはいってた歯学部の冊子をみて
泣く泣くマジでオヤジとお袋に頭下げた
当時は新課程に変わるときで浪人してもまた勉強はいちから始めなきゃいけなかった。
自分を追い込むために全寮制の医学部受験予備校か、ナーナーに歯学部
取りあえず、なんか受けてこいと甘えをいただいて歯学部をあわてて何個か申し込んだ。