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金城碧海に沼落ち後、初めて彼と対面した日の衝撃と数々の醜態

〜金城碧海と1対1で話す機会を得た私〜

金城碧海に沼落ち後、初めての本格的なカムバがHITCHHIKER期だった。

私は勢いで何枚か買ったYour Keyにて幸運にもヨントンを当てており、すでにそのことしか考えられず頭がパンクしそうな毎日を過ごしていた。しかし日程がだいぶ先だな〜実感湧かないな〜と思っていたところHITCHHIKER期に入り、オフライン特典会がヨントンの前週だと知る。私は大博打に出た。完全に新規ハイだった。せっかく初めて対面するなら記念に何か"モノ"を手元に残したいと思い、自分なりにお財布と相談を重ね、今まで買ったことがない枚数のCDをとにかく買った。そして金城碧海の個別オフラインサイン会に全BETすることに決めた。

フラゲ日は次々と届くダンボール箱をどうにか母に見つからないようにすることに必死だった。絶対に怒られるし心配されるからだ。隠しきれなかった一部が見つかった際は「なにこれ?お店屋さんでもするの?」と言われた。「いや…友達と一緒に買った分だから…」ととっさに意味のわからない嘘をついた。
シリアル入力にも不慣れなため、とんでもない時間を要した。画像読み取りで入力できることを最近知った。
当落結果が出るまで胃が痛む毎日を過ごした。ド新規のくせに、自分で賭けたくせに、「これだけ買ってダメだったらどうやって生きていこう」とまで考えた。
そして当落の日、吐きそうになりながらチケプラを開くと当選の文字が見えた。リビングで大暴れした。佐野文哉の女と與那城奨の女にもすぐに連絡した。自分のことのように喜んでくれて、本当に良い友達を持ったと泣いた。

対面のとき、私は佐野文哉の女に東京まで付いて来てもらっていた。そこから会場へ1人で向かった。だんだんと周りにjamが増えているのが分かる。
会場に着くと当然jamだらけだった。みんな知り合いと一緒に楽しそうに過ごしている。1人の人もいる。もちろん私はぼっちなので壁際や柱の陰で挙動不審に周りをチラチラと見渡しながら集合の合図を待った。そして集合の合図がかかってからも私は壁際を死守して列に並んだ。

いざ、対面する会場となっている体育館のような場所に入場する。ここから私は数々の醜態を晒すことになる。
まず初めに荷物検査と(たしか)身体検査を受ける。隣の机に置いてあるカゴに自分の荷物を入れた。検査を受けた後、荷物を回収して次の場所へ移動するのだが私は何を思ったのかカゴごと荷物を持って行こうとした。スタッフの方に止められて「アッッスミマセンッッッ」とカゴを返した。
次に身分証明書のチェックを受ける。私は免許証をスタッフの方に差し出したのだが「あ、違います…」と言われた。よく見たらミニオン柄のクレジットカードを堂々と差し出していた。「アッッッッッスミマセンッッッッッッ」と謝りすぐに免許証を出した。汗が1リットルぐらい吹き出したと思う。
そしてついに金城碧海のブースに並ぶ。私は前から3番目だった。この衝立の向こうに彼がもうすぐ現れるのかと思うと本気で心臓が爆発しそうだった。付き添いに「死ぬのかな⁉️」「無理かな⁉️」などと送った。「死ぬよ」と来た。彼女はこの時すでに佐野文哉とのハイタッチ会を経験している。
そうこうしているとブースの奥を歩くメンバーが見えた。メガネをかけた木全翔也だった。例外なくダブラビ好きな私はもうこの時点で泡を吹きそうだった。木の棒(たぶんハリーポッターの杖)を振り回しルンルンとご機嫌に歩く木全くん、本当に可愛かった。

いよいよサイン会が始まった。1番目の方がブースに入っていき、私は自分の荷物を隣の机に置いた。そわそわしながら伝えたいことを何度も頭の中で繰り返した。2番目の方が入っていった。ここで彼の話し声が聞こえることに気づいた。やばい、次だ、本当にいる…しか考えられなくなった。
自分の番が来た。衝立をジグザグと抜けると目の前に金城壁海がいた。何もかもが吹っ飛んだ。"たしかにそこにいるのに見えない"という初めての感覚を味わった。彼はまず私の顔を見て『お待たせ!』と元気よく言ってくれた後、少し屈んで名札を見ながら名前を呼んでくれた。そしてサインを書き始めた。私は「話さなきゃ話さなきゃ話さなきゃ」となり、下を向いてサインを書いている彼の頭頂部に向かって話しかけた。「あの…〇年間生きてきて…こういうイベントに参加するの初めてで…」と締まってしまった喉から必死に声を絞り出して伝えた。別に伝える予定のなかった年齢まで言ってしまった。すると彼はバッと顔を上げて『え、俺が(名前)の初めて?』とニヤニヤしながら言った。そこで私の脳はショートした。想定していたアイドル対応と違った。ニヤニヤされると思わなかった。これが金城碧海か…と洗礼を受けた。ニヤニヤしている人類の中で一番かっこよかった。
飛んでいきそうな意識をどうにか戻し、うんうんと頷くと『ありがとう、愛してるよ🫶』と言ってくれた。私もどうにか「ァァァァ愛してます🫶」と返した。そして「来週ヨントンでも会いに行きます」と超早口で伝えたところで時間が来た。そそくさと私がブースから出ようとしたところで彼は『待ってる!また来てな!バイバイ!』と手を振りながらギリギリまでこちらに向かって返事をしてくれた。背中を向けてしまっていた私も慌てて振り返り、手をブンブンと振った。気づいたら手元に彼のサインが書かれたポスターがあった。
そしてブースを出た私は放心状態で歩き始めた。まだまだこれからこの幸せを味わう同志たちが並んでいた。まともに話せる人すごいな…などと考えながら出口へ向かって半分ほど歩いたとき、自分がポスターしか持っておらず手ぶらなことに気づいた。超早足でブースに戻り置き去りにされた自分の荷物を回収し、さらに早足で出口へ向かった。並んでいる先輩jam様たちに見られていたかもしれないと思うと汗が5リットルぐらい吹き出した。
出口へ向かうとポスターをしまうビニールと輪ゴムが用意されていた。手厚いなと感動した。たった今手に入れた宝物の写真を何枚か撮った。満足しポスターを巻こうとしたのだが、どうしても余韻で手が震えて上手く巻けない。自分より後から来た人々がどんどん帰って行く。リアルに5分ぐらいかけて巻き終えた。

すべての戦いを終え、付き添いとの集合場所である新宿に向かった。急いでレポをしたためて送りつけた。すぐに返事が来た。文字から大興奮してくれているのが伝わり嬉しかった。その後、新宿で迷子になり30分ぐらい彷徨って彼女を待たせた。
集合してからあーでもないこーでもないとたくさん話を聞いてくれた。帰りの新幹線でサイン見せてよと言われたので見せると「え、なんでこんなシワシワなん?」と言われた。たしかにポスターがシワッシワだった。綺麗だったはずのポスターを、手が震えて5分も巻いたり伸ばしたりしているうちにシワだらけにしてしまった。2人で爆笑した。

こうして金城碧海との初対面は終わった。この日のために服を買い、美容院へ行き、皮膚科へ行き、ネイルをし、まつパをし、名札を作り、何を伝えようか考え、たくさん計画して準備を始めた瞬間からずーっと幸せだった。こんなにも幸せな気持ちになっていいのか、明日死ぬのかなと思った。しかし私にはまだ次なる戦いが1週間後に控えていたので死ねない。翌週のヨントンの話もまたこうやって書けたらなと思う。

自分の記録用のようなブログを最後まで読んでいただきありがとうございます。とてもとても長くなってしまいました。貴重なお時間いただきありがとうございました。

金城碧海くん、幸せをくれてありがとう!!
貴方も幸せでいてね!!!!


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