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PMPの勉強内容をただ単にメモするノート。日々是"更新"。

2021年夏。PMPの重要性を改めて認識したため、夏の間真面目に勉強してみようと思う。

このnoteは、そのメモである。ただ単にメモである。その使い方はいわゆるノートのようなそれ。日々更新していきます。

■プロジェクト

プロジェクトライフサイクルは、いくつものフェーズで区切ることができ、任意のフェーズ間は、最低1つの成果物の完成で識別される


■フェーズ

一連の活動の集合体で、主要な成果物の完成で区切られる
例えば、建設であれば実現再検討、計画策定、設計、施工...など
ソフトウェアであれば、要求定義、基本設計、詳細設計...など

一般的なプロジェクトであれば3つのフェーズがある。
開始直後の「初期フェーズ」、その後の1つ以上の「中間フェーズ」、終了に向けての「最終フェーズ」

フェーズの承認とファストトラッキング
一般的には先行フェーズのすべての成果物が承認されてから後続フェーズが始まるという直列関係のフェーズが多いが、予測されるリスクが許容範囲内であれば、先行フェーズの成果物が承認される前に後続フェーズが開始されることがあり、これをファストトラッキングという。

■ステークホルダーの影響力とライフサイクルの特性

プロジェクト開始時は、ステークホルダーがプロジェクトのコストや成果物に対して最も強い影響力を持っている。しかし、プロジェクトが進行するにつれて、この影響力は低下する。また、リスクの不確実性は、開始時から段々低くなっていく。

■プロジェクトマネジメント・プロセス群

プロセスを括ったものをプロセス群と呼ぶ。これには、下記の5つがある。
①立ち上げプロセス群
アウトプット:プロジェクト憲章
②計画プロセス群
アウトプット:プロジェクトマネジメント計画書
③実行プロセス群
アウトプット:プロジェクト実行結果としての「成果物」と「作業パフォーマンスデータ」
④監視・コントロール・プロセス群
アウトプット:「作業パフォーマンス報告書」
⑤終結プロセス群
秩序ある終了に向かわせるプロセス。適切に実行することでプロジェクトは終結

■知識エリア

一般的には、「統合」「スコープ」「スケジュール」「コスト」「品質」「資源」「コミュニケーション」「リスク」「調達」という10個の領域がある。これらを知識エリアと呼ぶ

■事業価値

事業価値とは「事業活動から得られる正味の定量化可能なベネフィット」のこと。ベネフィットには有形のものと無形のものがある。

・有形 
売り上げ利益、株主持分、実益、市場シェアなど
・無形
のれん、ブランドの認知度、評判など

■プロジェクト・ビジネス文書

プロジェクトにおける事業価値を確実に得られるようにするために、重要なビジネス文書として、次のものがある。
①ビジネス・ケース
・概要:選択された構成要素が、十分に定義されていない経済的な価値の実現可能性を文書化したもの。
・時期:プロジェクトの立ち上げ前
・内容:ビジネスニーズ、状況分析、推奨される選択肢、評価

②ベネフィット・マネジメント計画書
・概要:ベネフィットがいつどのように実現するか説明し、ベネフィットの測定を実現するためのメカニズムを説明する文書
・時期:プロジェクトのライフサイクルを通して繰り返し行う。
・内容:目標ベネフィット、ベネフィット実現の時間、ベネフィット・オーナー、評価尺度、前提条件、ベネフィット実現のリスク

■ステークホルダー

プロジェクトの意思決定、活動、成果への影響、グループ、または組織のこと。プロジェクトに積極的に関与することもあるが、逆に認識すらしてない事がある

例えば次のようなものがある
①スポンサー
②最終成果物の顧客・ユーザー
③サプライヤー
④プロジェクト・チーム・メンバー
⑤その他

■組織とプロジェクトのガバナンス

ガバナンスとは組織メンバーの行動を決定し、影響を及ぼすよう意図された、組織のあらゆるレベルでの構造上の取り決めの事。
プロジェクトガバナンスとは、プロジェクトライフサイクルを通して実行される監督機能の事。

■組織構造

プロジェクトを推進することを前提とした組織形態はプロジェクト・ベースの組織「PBO」と呼ばれる。
次のようなタイプがある
①機能型
②プロジェクト指向
③マトリックス型

詳細は以下

①機能型
経理、営業、技術、製造などに区分される。
この組織の場合、機能部門マネージャー間の調整によって分割された仕事が機能組織の中で実施される。

②プロジェクト指向
業務がすべて機能によらないプロジェクトとして遂行される構造。いくつものプロジェクトがそれぞれメンバーを統率するマネージャーによって推進される。この形態では、基本的に機能部門マネージャーはプロジェクトに関与しない。

③マトリックス型
機能型とプロジェクト指向の中間的な組織。さらに以下のように分類できる。
・弱いマトリックス型
・バランスマトリックス型
・強いマトリックス型

弱いマトリックス型はほとんど機能型組織のまま。
バランスマトリックス型は機能部門を、またいだプロジェクトである程度の権限を持ったマネージャーが任命される。
強いマトリックス型は独立して権限をもった仕事のできる専任のマネージャーが存在。また、マネージャーは、直接経営幹部に報告を上げられる立場にいる

④仮想型
ほとんど対面することなくネットワークを介して連絡を行う組織構造

■プロジェクトマネジメントオフィス(PMO) 

PMOは、プロジェクトに関するガバナンスプロセスを標準化し、資源、方法論、ツール、技法などの共有を促進する。そして、マネージャーの支援や、実施結果に責任を負うところまで様々な機能がある。
PMOの構造には以下の3つのタイプがある。
・支援型
・コントロール型
・指揮型
後ろに行くほど統制の度合いが強くなる。

またPMOはビジネス目標達成のために主要なプログラムのスコープ変更などを行ったり、企業内の全資源をあらゆるプロジェクトに最適に割り当てたり、組織全体にわたる方法論、標準、全社的リスクをマネジメントしたりする。

■組織のプロセス資産

組織のプロセス資産は大きく2つに分類できる。
①プロセス、方針および手続き
組織の標準プロセスと手続きをテラーリンクするためのガイドラインや組織のコミュニケーション要求など
②組織の知識ベース(レポジトリ)
プロセスやプロダクトを測定するためのデータ・レポジトリや、過去のプロジェクトファイル、教訓、財務データなど

特に教訓はプロジェクトマネジメントで重要視される。

■組織体の環境要因(EEF)

立ち上げプロセス群や計画プロセス群に属する多くのプロセスのインプット重要な情報。
代表的なものは以下
【組織内】
・組織の文化、構造、ガバナンス
・設備や要因の地理的分散状況
・既存の施設や設備などのインフラ
・メンバーの能力
・資源の可用性
など
【組織外】
・市場の状況
・社会的、文化的な影響と課題
・法規制
・商用データベース
・学術研究
・国家標準や業界標準
・財務上の考慮事項
・物理的な環境要素

■海外のプロジェクトの責任者に任命された場合

その国の習慣を含んだ文化を積極的に理解する必要がある。そのためにも、まずは観察すること。
プロジェクト中に得られた知見(宗教的、文化的相違などの情報や教訓)は文書化し、組織の知識ベースに取り込むべき。

知識には形式知と暗黙知がある

形式知は単語や絵、数字などを使って容易に文書化できる知識。
暗黙知は経験や洞察、ノウハウなど個人的なものであり表現する事が難しい知識。


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Sky Hand@UI/UXライター
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