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「バルス」に感じたこと。

シータとバズーが光る石を持つ手を合わせ、滅びの呪文「バルス」を唱えると、ラピュタは崩れていく。

その時間、Xのトレンドでは「バルス祭り」が一位になり、多くの人が一斉に「バルス」と唱えたらしい。

らしい、というのは、TVとXを同時に見ていたが、リロードしたらXの投稿が読み込めない状態になったので(参加はしないがどれくらいの人が?という興味で)それならば、まぁいいや〜的にTVのラピュタ観てた。

呪文と共に滅びていく天空城。
余計なものは全て落ちていくが、飛行石は輝き、緑の島のようになった天空城は空へ。

何故、多くの人はこんなにも「バルス」に惹かれるんだろう。
ラピュタといえば「バルス」。
滅びの呪文というのが興味深い。

私たちのこころの奥底にある「バルス」
バルスは死と破壊でもあり再生でもある。
美しい青空の下、崩れていく天空城。
崩れていく場面はなんともいえず、ある意味心地が良い。
余分なものがこそげ落ち、天空石は美しく輝く。
ムスカは「目が!目が!!」と言って消えていく。その後落ちたのだと思うが、どうなったかまでは追っていない。

バルス祭りに集中出来なくてよかった。
要塞のような天空城は、私たちの心のようで、ムスカはエゴそのもので、天空石は魂に近いもののように感じた。
「バルス」は、最後の手段ではあるが、ここまで私たちを惹きつけるのは、今の世界が要塞そのもので、その奥にある天空石と共にある本質を見失っているから、バルスを皆んなで唱えるいわゆるムーブメントなのではないかしら。などと思って観ていた。
(個人的感想)

世界にも、心の中にも、ラピュタはあって、私たちは光るペンダントと天空石を知っている。
その光が見えない今、私たちはバルスを何処かで望んでいるのではないか。
崩れ去るだけではない。
全て消えてしまわない。
大切な天空石は残る。
今、そんな世界に住んでいるだな。って、観ながら思っていた。

(これは、あくまでも個人的感想です)


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