見出し画像

ヨースケさんの、アプライド・ドラマのレポート!仙台。

明日になると遠くになってしまうから、今、書く。

オーハシヨースケさんの「アプライド・ドラマ・仙台」
午前中は
アーノルド・ローベル作「ふくろうくん」

アーノルド・ローベルさんは
カエルの絵本「ふたりはいっしょ」の作者さんだったのね。
子供向けのプログラムとして用意されてたけれど、いやいやいや、大人も充分楽しめるというか、考えさせられる。

私が個人的に感じたのは、
ふくろうくんの孤独。
それも身を切るような孤独感と不安感。
優しさと不安。
眠るときの恐怖、妄想。

2階にあるベッドと1階にあるベッドを選べない。
自分に出逢いたくて階段を上がったり降りたりするが、結局疲れて階段の真ん中で休むふくろうくんの姿。

その位置は、
私にとっては上にも行ける、下にも行ける、もう悩まなくていい、いちばん良い位置のように思えた。

お月さまに語りかけるふくろうくん。
寂しさが伝わる。
ふくろうくんに友だちが出来るといいな。と思う。

孤独。
それは、誰もが人生の中で多かれ少なかれ体験するものではないだろうか。

ふくろうくんの孤独と現代人の孤独が交差する。

話し合う。
今回は、プロジェクター使用。

午後からは「ヤマトタケル」
古事記の神さまの物語であるが、

父親との関係性。
権力者である事の怖れ。
他にも
自分の人生の中での思いや成長を紙に書き出し演じる。

その4枚を見ながら、更に数枚、人生の中の大切な物ごと、人たちを書いてみる。
最後の1枚は白紙にしておく。

白紙。

ヤマトタケルは、命が尽きて白鳥に姿を変える。

この白い紙は白鳥でもあり、参加者全員の人生の最後の思い、でもある。

ヤマトタケルの旅を人生に照らし合わせ己の人生を感じてみる。

最後の白い紙には其々の様々な気持ちが宿った。美しい光のようだった。

アプライド・ドラマは、本来ある物語りから外れたり、自身のストーリーとして発展させたり、
他者の思いを感じたり、
様々なものが浮かび上がる。

そして、本は閉じられても、更にその先に進む。

物語りを通しての人生というドラマの中で、私たちは「選べる」ことを知る。
自由であることを体験する。
自分で居て良いことを感じる。

わたしがわたしで居て良くて、あなたがあなたで居て良くて、誰も責めたりしない。

愛と平和を公に出さずに物語りの奥にそれは潜み、優しい光を放つ。

ヨースケさん
全て即興。

そんな時間でした。

午前も、午後も、
私の中で流れていたものは、
孤独というもの、
生きるということ、
を、考え、感じる時間でした。

ひゃっほー

ヨースケさん
今回もいっぱいありがとうございました。
アプライド・ドラマを体験するたびに、自分の中の深いところにあるものがアップデートされていくように感じています。

ありがとうございました!

記念写真!

(写真は皆さんの了解を頂いて掲載しております。)

次回の予定決まりましたら、またお知らせさせてください!



いいなと思ったら応援しよう!