言葉を自分に送る。
以前、amebloに書いていた記事を
ゆっくりとこちらに移していきます。
これは2016年の記事。
カテゴリは「思い」でした。
このカテゴリだけで60以上の記事があった。
過去を拾い集めるのではなく
過去に居た自分と出逢い、
その時の気持ちを確かめ
今を生きていく。
2016年、11月2日
タイトル
「解く」
「~…ねばならない!」
「~…せねばならない…。」
「~…あるべき!」
よく聞く言葉だけど…
数年前から、
それってどうなの?って、
疑問に思ってる。
数年前、
田中千佐子先生の
アレクサンダーテクニークの
グループワークで
幾つかのボールを手渡されて、
それを数人で輪になって投げ合う…
ということをした。
ボールが飛んできたら、
キャッチして誰かに投げ返す。
投げ返しても何処からかボールが飛んでくる。
それもキャッチして投げる。
繰り返しているうちに、
どんどん忙しくなってきて、
パニックってくる。
そこで先生がストップをかけた。
飛んでくる幾つかのボールを
全て受け取らないで、
欲しいボールだけ受け取ってごらん。
取らないボールは身体に当たって下に落ちる。
落ちるがままにして、
拾いたくなったら拾って
ゆっくり投げる選択もあるんだよ。
これには驚いた。
それまでの私は、
自身で選択していたと思ってたけど、
実は、してなかったことが解って…。
飛んでくるボール(出来事)に
全部反応し、
落とすことが出来なかった。
全てを受け取り、返すこと以外の発想が無かった…!
選べる…
落とせる…
そういう道があることすら気がつかず、
殆どの事に
「ねばならない!!」と思っていたこと。
…気がつくってすごい。
選べることを知って
わたしはどんどん楽になっていく。
焦ることが確実に減った。
とてもとても楽になった。
いまの世の中は、
パンパンに膨らんだ風船みたいだ。
余裕が無くて
時間が無くて
何かに追われて
せねばならないことがいっぱいで…
少しでも
少しでも
気持ちの負担を減らすことが出来たら、
どんなに楽だろう。
自分を縛っている紐を
ほんの少し、解く…
緩めることが出来たら…
どれ程生きやすくなるだろう。
サボる訳ではない。
いつもより少し
自分に優しくしてみる…。
ずっと…
自分に厳しく頑張れ!
と、
教育されてきた私たちだけど、
それって、本当にそうなのか?
それでなくても
ふだん
皆、頑張ってるじゃないか。
それ以上厳しくしたら、自身が可哀想。
身体も悲鳴を上げる。
選ぶことが出来たら、
スペースが生まれる。
そのスペースから
芽が出て葉が出て花が咲く。
そんなふうに生きていきたい。
って、
思ったことを、思い出した。
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