サッカー少年たちの笑顔を追いかけて ～ポジションの維持～
はじめに
こんにちは！私は最近、少年サッカーに携わる中で、子どもたちが試合中にボールに群がってしまい、ポジションを維持できないという課題に直面しました。
この問題を解決するために、さまざまな練習メニューを調べてみましたので、ご紹介します！
この記事のまとめ
この記事では、子どもたちがポジションを維持できなくなる原因を分析し、具体的な解決策を提案します。特に、以下の4つのミニゲームを中心に、ポジション意識を育てる方法を紹介します。
走るの禁止のミニゲーム
足を使うの禁止のミニゲーム
ドリブル禁止のミニゲーム
ゾーン制限のミニゲーム
それぞれに狙い、ルール、アレンジ案、注意点を記載し、すぐに実践できる内容にしました。
1. ポジションが維持できなくなる原因
子どもたちがポジションを維持できない理由として、以下のようなポイントが挙げられます：
ボールへの過度な意識：ボールを追いかけることに集中し、チーム全体のバランスを考えられない。
ポジショニングの理解不足：自分の役割やエリアの意識が曖昧で、どこにいれば良いかが分からない。
チームプレーの未熟さ：パスや連携を意識するよりも、自分がボールを保持することを優先してしまう。
2. 解決の方法
これらの問題を解消するには、ゲーム感覚でポジショニングやスペースの使い方を楽しく学べる練習が有効です。以下に具体的なミニゲームを紹介します。
① 走るの禁止のミニゲーム
狙い
ボールを追いかけるのではなく、効率的なポジショニングやスペースの使い方を学ぶ。
次の動きを考える余裕を持たせる。
具体的なルール
プレーヤーは歩くことのみ許可され、走ることは禁止。
ボールを受けたら、3秒以内にパスを出す。
ゴール前では、全員が異なる位置に配置されていなければゴールが無効。
アレンジ案
パス回数を制限し、「必ず2回以上パスをつないでからシュート」などの条件を追加。
スコアに「ポジショニング得点」を導入（良い位置にいた選手に加点）。
注意する点
競争心が強い子どもがフラストレーションを感じないよう、「戦術的に動くことの重要性」を事前に説明。
歩きながらの判断力を褒めることで、成功体験を増やす。
② 足を使うの禁止のミニゲーム
狙い
ボールコントロールの技術を排除し、動きやポジショニングに集中させる。
チームメイトへの視野を広げ、連携を意識させる。
具体的なルール
プレーヤーは手でボールを扱い、パスを繋げる。
ゴール前でのみ足を使ったシュートを許可。
手で扱える時間は5秒以内。
アレンジ案
ゴールを狙う際、「全員がボールに触れている場合のみ得点」とする。
ボール保持者が名前を呼んでパスを出すよう義務付け、コミュニケーションを促進。
注意する点
足でのプレーが中心であることを忘れないよう、別途足の練習も取り入れる。
手を使うことで「楽しい」と感じられる工夫を加える。
③ ドリブル禁止のミニゲーム
狙い
パスワークを中心にした連携を学び、ボール保持者以外の選手がポジショニングを考える習慣をつける。
具体的なルール
ドリブルは禁止。ボールは必ずパスで動かす。
ゴール前でのパスも有効得点の条件とする。
1タッチまたは2タッチプレーを推奨。
アレンジ案
ボールを3回以上パスしなければゴールできないルールを追加。
各ゾーンでのパス回数を制限し、ボールが停滞しないようにする。
注意する点
ドリブルが得意な子が「やる気を失う」リスクがあるため、ドリブル練習も別途実施。
パスの失敗を咎めず、ポジショニングの成功を褒める。
④ ゾーン制限のミニゲーム
狙い
各選手が自分の役割を理解し、ゾーン内での連携を意識する。
チーム全体のバランスを学ぶ。
具体的なルール
フィールドを3つのゾーン（守備、中盤、攻撃）に分ける。
各ゾーンに1人ずつ配置し、ゾーンを跨ぐ際は隣接するゾーンにボールを渡す必要がある。
守備ゾーンでは全員で守る動きを許可。
アレンジ案
ゾーンを細かく分割し、さらに役割を限定。
ゾーン内での人数を制限（例：1ゾーンに2人以上入れない）。
注意する点
ゾーン制限で動きが窮屈にならないよう、状況に応じて自由度を調整する。
ゾーン内の動きが効果的だった場合にフィードバックを与える。
おわりに
この記事で紹介したミニゲームは、子どもたちが楽しくサッカーを学びながら、ポジショニングやチームプレーの意識を高めることを目指しています。大切なのは、成功体験を増やし、自信を持たせることです。ぜひこれらの練習を試していただき、子どもたちの成長を楽しんでください！
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