国産ドローンと最新レーザー技術が変える測量業界の未来
測量や施工管理、防災、環境保護など、
さまざまな分野でドローン技術の活用が進む中、
株式会社アミューズワンセルフが手がける国産ドローン「GLOW」シリーズや
レーザースキャナシステム「TDOT」が注目を集めています。
これらの技術は、
「測る」「量る」「図る」を実現する多様なドローン測量手法を提供し、
業界に革新をもたらしています。
「測る」「量る」「図る」を網羅するアミューズワンセルフの技術
アミューズワンセルフは、
創業から400以上のハードウェアとソフトウェアを開発。
特に、移動体にセンサーを搭載し、
3次元データを取得する技術を得意としています。
同社の「GLOW.H」ハイブリッドドローンは、
最大11時間30分の長時間飛行が可能で、
災害現場や砂防ダム点検、
環境調査など多岐にわたる用途で活用されています。
ドローン用レーザースキャナ「TDOT」の特徴
「TDOT」は、
2013年に世界初のドローン搭載型レーザースキャナとして開発され、
グリーンレーザー技術を活用して浅海域や河川底の精密測量を可能にしました。
これにより、
ボートが入れない場所や樹木の下の地表データを正確に取得できます。
また、クラウド処理により、
誰でも簡単に利用できるシステムへと進化しています。
ブルーカーボン領域への挑戦
同社は、環境分野にも技術を応用し、
ブルーカーボン領域でのCO₂吸収量測定に取り組んでいます。
グリーンレーザーを活用することで、
大型海藻の分布や立体形状を効率的に把握し、
環境保全に寄与する新たな可能性を切り拓いています。
冨井天夢氏は、
「日常の測量から防災、減災、防衛分野まで、私たちの製品は幅広く活用されています。
お客様のニーズに応じた開発を続け、業界に新たな価値を提供していきます」
と述べました。
参考記事・画像