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【CS優勝】GWD採用型4c邪王門解説

こんにちは、こんばんは。初見さんは初めまして。魔龍毒/まりゅー(@Cardgamer_mrd)と申します。

まりゅー/魔龍毒さんはTwitterを使っています: 「飛梅CSで初優勝!!調整手伝ってくれた方&応援してくれた方へ、ありがとうございます!リストは後日動画で紹介します、GWDが大活躍してくれた。 https://t.co/JeV81Tkt4F」 / Twitter

今回の記事では11/4(金)に行われた飛梅CSにて使用し優勝することが出来た、GWD採用型4c邪王門の構築解説を行います。
また本記事は、それと同時に初心者・復帰勢・環境デッキを学びたい方に向けて「4c邪王門とはどういったデッキタイプなのか?」を同時に話していきます。
※久しぶりに記事を書く為文章が拙い箇所があると思いますが、ご了承ください。

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私個人が運営しているYoutubeチャンネル「SkyDiary/スカイダイアリー」にて動画でも取り扱っているので、そちらも併せてご覧いただけると嬉しいです。高評価・チャンネル登録よろしくお願いします!

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そもそも「4c(火水自然闇)邪王門」って?

基盤構築

特筆すべき点は、「マグナム1枚ラフルル・ラブ2枚シャッフ3枚Reライフ4枚採用」

優勝構築をお見せする前に、基盤にした構築を先に掲示しながらこのデッキタイプについてお話しします(そんなもんとっくに把握しとるわ!って方は優勝構築解説まで飛ぶことをおススメします)。俗にいうテンプレ構築と多少採用カードが違うと思うので、あくまでリストは参考程度にご覧ください。

デッキの動き方

【序盤】「フェアリー・Re:ライフ」による2tでのマナ加速or「豊潤フォージュン」「天災 デドダム」を使用した3t目に手札が減らないマナ加速を狙っていく。現代の環境は全体的に動きが速い為、それらに追いつくには非常に重要な下準備である。
【中盤】手札を潤沢にする「サイバーブレイン」、攻撃ストッパー&呪文ロック札「奇天烈 シャッフ」、手札を整えながら相手獣を処理できる&革命チェンジによって試合のアドバンテージ差を広げられる「切札勝太&カツキングー熱血の物語ー」。これらで、「百鬼の邪王門」を回収しながら攻撃タイミングを見計らう。
【終盤】「鬼ヶ大王 ジャオウガ」を召喚し盾を全て回収すれば、強制的に「鬼エンド」(盾が1枚も無いプレイヤーがいる際に、この効果を持つカードは強力に変化する)に突入。味方・相手問わずクリーチャー攻撃時に、「百鬼の邪王門」をコストを支払わずに詠唱しクリーチャーを呼び寄せられる。直接攻撃を狙われても、「一王二命三眼槍」があれば1枚で1度攻撃を止められる。
【フィニッシュ】「切札勝太&カツキングー熱血の物語ー」を蘇生出来れば、強力なクリーチャーへの革命チェンジが狙える。相手の呪文を封じる「音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ」、相手のコスト7以下のクリーチャー召喚を封じる「時の法皇 ミラダンテⅫ」、更なる打点UP生成が可能「蒼き団長 ドギラゴン剣」。また革命チェンジを所持していないが、相手のクリーチャーを出すこと自体封じる事が出来る「単騎連射 マグナム」。これらを駆使してロックや打点補強を行いながら、殴りきるのが理想ムーヴ。

キーカード「百鬼の邪王門」とは

色々言いましたが、このデッキは結局の所「邪王門を絡めた高いカウンター性能・過剰打点の生成力を駆使して戦うデッキ」になります。
キーカードとなるのはこのカード、「百鬼の邪王門」です。

この呪文は味方・相手問わず、クリーチャー攻撃時にどちらかのプレイヤーの盾(シールド)が0枚+自分のマナに火&闇のカードがそれぞれ1枚ずつあれば、手札からコストを支払わずに使用することが出来ます。
そして極めつけは、4枚墓地に落下させた後その中からコスト6以下の火or闇非進化クリーチャー蘇生&相手獣1体と任意でバトルが行える…改めてですが、超ド派手級能力ですね。

ではもう少し深堀りすると、このカードの優秀な点は主に2つ。
攻撃にも防御にも使用が可能(状況に応じて機転が利く)
⇒攻めの際には、更なる追加打点を狙う事が出来て多少のST・GS等を貫通出来ます。逆に守りの際には、最大2面処理まで狙えて返しのターンに打点として変換できる。
「闇or火のコスト6以下の進化ではない獣」という広範囲条件
⇒現代で活躍している「同文明で高スペックカード」を大体出せます。後ほど話しますが、切札勝太&カツキングだったりデドダムだったりと基本蘇生が可能なんです。これから出る新カードによっては、さらにこのカードの力が増すかもしれません…

CS等の競技向け大会でも「4c邪王門」というデッキタイプが選択肢として入れる理由は、邪王門が持つ高いポテンシャルにあると考えています。

水と自然が採用される理由


「…あれ?邪王門に必要な火・闇で構成されるのは理解した。でも水と自然はなんで??」と思われた方もいると思います。実際、火と闇のみで構成された邪王門デッキ「赤黒邪王門」というデッキタイプもCS環境に存在します…が、何故水と自然が採用されるのか。
その大半の理由は、「その色を持ったパワーカードと邪王門の相性が良い」からです。幾つか例を挙げていくと…

天災 デドダム

実質3コスト1ドロー1マナ加速1墓地肥やしと、正に令和を代表する高スペックカード。水・闇・自然のカラーリングを有するこのカードのおかげで、あらゆるデッキタイプが無限の可能性を秘めてます。

切札勝太&カツキングー熱血の物語ー

令和を代表する高スペックカードpart2。ドンドン吸い込むナウ内臓ぶっ壊れドラゴン。自分の盾が0枚なら、P15000SAのTブレイカーへと昇華し邪王門との相性100億万点。

上述した2つのカードは、火文明又は闇文明を所持しており邪王門から蘇生出来るだけではなく、そのまま使用しても十分強いカード達です。そんなカードが1度に2体や3体以上出てくる可能性があるんですよ…?弱くないわけがない。
赤黒では出すことが出来ない、オーバースペックのカード達によって開かれる「別次元の邪王門」をこのデッキでは体験することが出来ます。

優勝構築解説

こちらが実際に使用したリストです。

一枚ずつ枚数並びに採用理由を話していきます。

採用カード

フェアリー・Re:ライフ×4枚

初動枠その①。他の構築ではよく「3枚採用」が見受けられますが、自分は「初動カード・GS持ち・貴重な緑単色」という点に重きを置いて4枚採用しました。
赤黒邪王門の台頭により採用されている「影速 ザ・トリッパー」をGWDでの処理であったり、速攻デッキ・アナカラージャオウガ(orハンデス)に対抗する為、早いターンでサイバーブレインによるパーツ探し・手札補充を行う上で、序盤の2tブーストは重要です。

豊潤フォージュン×4枚

初動枠その②。元々はアナカラーハンデス対策として、確実に手札が減らないマナブーストカードとして注目されたこのカードですが、それ以外の対面でも手札1枚あるかないかで、次のマナセットであったり行動が大きく変わります。デドダムと同時に手札にある際は、基本デドダムを優先してプレイすることが丸いですが、状況に応じてこのカードでのブーストも視野に入れておきましょう。

天災 デドダム×4枚

初動枠その③。調整段階でほぼ4枚確定枠。4cであればほぼ必須枠といっていいでしょう。というかコイツとカツキングのおかげで4cが成り立っているといっても過言ではありません。手札を減らさずにブーストが出来る+序盤で盤面に1打点用意できる+カウンターの際に邪王門から蘇生出来れば、他のカウンター札を探しに行ける といった形で非常に優秀なカード。
※豊潤の部分でも少し触れましたが、デドダムor豊潤の選択があった際、「盤面にクリーチャーが残ってしまう」デドダムがデメリットになる場合がある(例:カツキングのMF⇒革命チェンジ、モモキングRX⇒ボルドギ等)

サイバー・ブレイン×3枚

ドローソース枠。正直ギリギリまで4枚にしようか悩んでいました。(Reライフ⇒ブレインで繋がるのは、どの体面においても強力な動き&殴るデッキに対して1枚でも踏みたい為)デドダム・カツキングをプレイする際に出しにくい水マナの確保にもなり、手打ち・盾から踏むどちらの状況でも腐ることが少ない便利札。採用するなら3枚以上が妥当かなと思ってます。

生命と大地と轟破の決断×1枚(殿堂カード)

このデッキで最もバグっているカード。マナにカツキング&ジャオウガがいるタイミングでこの呪文を唱えると、実質6ドロー&盤面にTブレイカー・Wブレイカーの2体が降臨。さらに貴重な単色カード。4c邪王門を構築する上でマスト。唯一怖いのはP殿堂にいくこと。
※注意点は、カツキング&ジャオウガを出してもマナに赤黒が無いと大変なことになります。僕はそれで何回もやらかしました…

鬼ヶ大王 ジャオウガ×4枚

調整段階で4枚確定枠。盾を手札に即時変換してくれる、対面によってはドローソースに成りえる札。速攻デッキ対面には、遠慮なくマナにおけるので邪王門・一王二命を安心して手札キープしつつ使用出来ます。

一王二命三眼槍×4枚

調整段階で4枚確定枠。邪王門と同様に、カウンター札でもあり攻め札にも変化出来る優秀札。負ける際に山下に送り、返しのターンで一王二命を出せばWブレイカーが2体以上出てくる強力槍。

切札勝太&カツキングー熱血の物語ー

調整段階で4枚確定枠。邪王門から蘇生する上で最も強いクリーチャー。しかも邪王門からだけでなく盾からも飛んでくる場合がある。どのゾーンから飛び出しても最強札。序盤でマナに置いても優秀な色をもたらしてくれる。このカードがあるから多数の革命チェンジ札を採用出来る。

“乱振”舞神 G・W・D×3枚

今回のMVPカードと言えるべき存在です。赤単ブランド・赤黒邪王門・アナカラージャオウガに対して、初見殺し的役割で採用してみた所予想以上に刺さり具合が高かったカード。
赤単ブランド・赤黒邪王門には、間に合えばBAD2込みで序盤から妨害を仕掛けていけて、間に合わなくても邪王門の捲りから最低2ドローが見込めてさらなるカウンター札も探しに行ける。
アナジャオウガには、アプル曲通風の絶望タッグをこの1枚で処理出来る。正に4c邪王門の革命的存在と言えるでしょう。
デメリットな点は、シャッフの枠をこのカードにしているので、デドダム・カツキング設置に必要な青マナ不足になる場面が、基盤構築と比べて多くなる。(端的に言うと火文明単色で出しやすい分、マナ色として運用すると弱い)

百鬼の邪王門×4枚

調整段階で4枚確定枠。強さに関しては先ほど紹介したので割愛。

音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」

2~3枚でよく枠変動するカード。上面は詰める際にカツキングからチェンジし呪文ロック、下面はドローソースとして使用でき、サイバー・ブレインを唱えれば最大5ドロー、ネイチャーを引けばそのまま攻めにも使用できる。シャッフが無い分呪文ロック札がより必要だったと感じた為、3枚採用に。

蒼き団長 ドギラゴン剣/時の法皇 ミラダンテⅫ×各1枚(殿堂カード)

調整段階で採用確定カード。カツキング入れるなら入るでしょという雑理論。どちらもゲーム展開を有利に進めてくれる為、なるべく手札キープしたい札である。ドギラゴン剣はミラー戦において、ミラダンテⅫ・ラフルルラブの強力ロックを唯一搔い潜れる重要札。(←CSで実際にこの状況になった際、ドギラゴン剣でゲームを決めれました)

採用検討カード

フェアリーの火の粉祭り

豊潤フォージュンとの選択肢カード。豊潤は確実に手札が減らない部分がよく評価されるが、このカードは火文明をマナに置ければ確実に単色札がキープできる(このカード自身)為、3⇒5の動きが確定で行える部分を評価したい。従来の構築であれば火文明がデッキの過半数未満であった為、手札にキープしにくかったが、今回の構築であれば火文明枚数が20枚の為5割近くの可能性でキープが狙える。

単騎連射 マグナム

GWDと同様に赤単色であり、邪王門から蘇生出来る実質2枚目のミラダンテⅫ。素だしするには動きが弱すぎる為、上述した通り邪王門による意識外からの急襲メタとしてこのカードは強い。今回は赤単色がGWDによって3枠も生成されてしまっていたので、採用を見送った。

鬼ヶ羅刹 ジャオウガ

邪王門から蘇生可能なSA・Wブレイカー・GS持ちであり、大王ジャオウガを出せば直ぐに設置可能であったりとかなり高評価カード。枠としてはよくRe:ライフの4枚目と選択になる場合が多いが、今回は初動をより安定して引きたい+GSの枚数は結果的に変動しないからという理由で採用せず。

秩序の意思

別のCS(アドバンス)にて入賞した4c邪王門に採用されていた、ジャオウガから即詠唱出来る+黒単色と優秀な処理札。このカードを採用して調整していなかった為、まだ自分では強さが分からないのが正直な所。カウンターに使用できるのは勿論だが、アプル1体のみであればジャオウガから無理やりキルルートに持っていける可能性がある。

奇天烈 シャッフ

従来の構築に採用されている、青単色で呪文ロック札。5cザーディクリカ・青白ネバー対面といった呪文を多用するデッキに刺さる。しかし現在の環境では活躍が見込みづらい札と判断した為、採用を見送った。(このカードの枠にGWDを採用)

龍素記号wD サイクルペディア

最近登場した、邪王門対応スペルサイクリカ。豊潤⇒コレでもブレイン⇒コレでも繋がる為、中盤の動きをカツキング依存せずとも動かすことが出来る。(デドダムでも、墓地に豊潤等を落下させればOK)カウンターの際には、邪王門から2面止める事が出来る。(自身のブロッカー機能と邪王門のバトル効果)色も青黒で優秀。邪王門が複数回絡んだ際、邪王門ストックが1枚残っている状態でこのクリーチャーが出れば、次の邪王門効果を2倍に出来る。デメリットは多色である点と山札が急激に減りやすい点である。

闇鎧亜 ジャック・アルカディアス

古来から赤単等の速攻デッキに踏ませれば強く、新世界やジョー星といった処理しにくいカードも範囲内にあるテクニシャン。邪王門から蘇生も可能であり、パワーラインが高いクリーチャーもスレイヤーで乗り越えられる。赤黒とカウンター札を起動させるのに必要なマナも確保できる。

まとめ

多色枚数が多く動きがかなり不安定な部分が短所ですが、邪王門等による高い防御力・カウンター力が売りであり、採用カードによっては環境の上位デッキと十分に戦えるのがこのデッキです。
断言します。4c邪王門自体は、決して『環境上位レベルという訳ではありません』。しかし、今回のように採用カードを環境に合わせて変化させ、前よりのデッキ(赤単ブランド・赤黒邪王門・アポロ系統等)が増加傾向にあれば、結果を出すことが出来る万能カウンターデッキです。(どのデッキタイプにも言えますが、このデッキは特に)
自分自身もまだまだプレイング面であったり、思考面で未熟さが目立つので徐々に高められるように頑張ります。
ということで今回の記事はこれで締めたいと思います。『参考になった!』と思って頂けたら、幸いです。ではまた次回の記事でお会いしましょう~

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