妊娠がわかったあの日から今日まで
2022年1月28日
陽性反応が出た妊娠検査薬を持って
駆け込んだ札幌のマタニティクリニックにて、
自分のおなかの中に新しい命が
宿っていることを知りました。
おなかの子の父親は、
2年付き合い1年半同棲をしていた当時の彼氏。
しかし妊娠発覚のタイミングは
「結婚する未来が見えないから別れよう」
彼とそんな話をしていた最中でした。
3.8mmの小さな胎嚢が写った
エコー写真を持って泣きながら家に帰り、
彼氏にこう伝えました。
「この子を産むから、
これからのことを話し合おう」
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その時の私は
東京と札幌の二拠点生活をしながら
世界一周コンテストDREAMに挑戦していて、
セミファイナル進出に足を踏み入れた
そんなタイミングでした。
「バイクで世界中を自由に旅する」をテーマに、
毎日プレゼンの準備やら投票の票集めに
奮闘していたものの、
どこかで自分の未来の不透明さに
もやもやを隠しきれないでいました。
その最中での妊娠発覚。
この時期、このタイミングでの妊娠には
きっと何か意味がある。
そう私は思ったのです。
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そうは言っても、
妊娠が発覚したその瞬間の私の感情としては
「100%ハッピー」では
決してありませんでした。
21歳、学生、未婚。
計画的ではない妊娠。将来への影響。
親や周りの人の反応。
色んなことが頭をよぎりました。
でも、小さな命が写ったエコー写真を握り
歩いた帰路で流した涙は
決してマイナスなものではなく、
新しい命が自分の身に宿ったことへの
喜びと感謝から生まれたものでした。
だからこそ、帰ってすぐ
「産むね」と彼に伝えられたんだと思います。
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その後1ヶ月ほど時間をかけて話し合い、
私たちは別れることになりました。
でも、決して悪い関係性で
終わったわけではありません。
生まれてくる子の父親として、
精一杯サポートすると彼は言ってくれました。
認知もして、養育費も出す。
生まれた後も、定期的に面倒を見に行くと
彼は約束してくれました。
実際に彼は今、
週末に息子の面倒を見にきてくれています。
最近は芸能界でも
「夫婦から子育てのパートナーへ」
といった関係性がポツポツと見受けられます。
色んな事情があるパートナーシップ。
このような関係性は
これから増えていくのではないかと
私は思います。
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妊娠期間は、
比較的穏やかに過ごすことができました。
SNSから少し離れ、在宅で仕事をしつつ、
のんびり身体を労わり
これから産まれてくる子のことを考える毎日。
とても幸せなものでした。
そして2022年9月18日、
ぴったりトツキトオカ。
息子は無事に産まれてきてくれました。
人生で1番幸せを感じた瞬間でした。
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その日から15日経つ今日。
今までと一変した生活様式にも少し慣れ、
楽しく育児をしています。
息子は世界で一番可愛いです。
大好きな「旅とバイクと自由」
はしばらくの間お預けですが、
それとは別のもっと大きな
「生きる意味」のようなものを
見つけたような気がします。
12歳で家を出て、18歳から働き、
21歳で子供を授かる…
誰よりもスピーディー(?)な人生を
歩んでいるような気がしますが、笑
この私の人生が、
誰かの助けや希望になるように。
これからも活動していきたいと思っています。
もちろん、息子が世界一の幸せ者になるように!
最高のママになってみせます。
今後とも、もること山口桃果を
どうぞよろしくお願いします。
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