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#5【湾岸探訪】豊洲市場で「中年と海」

「豊洲市場でお寿司食べよう!」とのことで、二人の夏休みに豊洲市場へ行ってきました。

レインボーブリッジから湾岸エリアを眺める

千客万来パーキングに車をとめて、いざ、初の豊洲市場へ!


自転車で行ける豊洲市場

ちなみに、Google先生に尋ねると、晴海のタワー棟あたりから「豊洲市場前」の交差点までは徒歩で20分くらいだそう。自転車で豊洲大橋を走ったら、10分以内に着けるかな?

豊洲市場の向こうに晴海を望む

お腹ぺこぺこで行ったので、さっそく腹ごしらえ。管理施設棟にある市場鮨さんへ足を運びました。

おまかせ握り、全部おいしかったです。特に感動したのが、以下の三貫でした。
ねっとり感がたまらない「白えび」。そして「うに」。とろろ昆布で巻くスタイルで、滋味深さがさらにアップしていたように感じました。

利尻島のバフンウニだそう

〆に出てきたのが「穴子」です。ほんのり温かくて、口の中に入れるとほろほろとけるよう。上品なうまみが広がります。また、贅沢ができる機会に訪ねられたら嬉しいです。

訪れた時間の差もあると思いますが、この日は、管理施設棟の飲食店の方が空いていて、水産仲卸売場棟には行列をなしているお店もありました。中国からの団体旅行が3年半ぶりに解禁されましたが、これからさらに賑わいが増しそうです。

中年、沖に出る

お昼前の訪問だったので、すでにマグロのセリなどは終わっていました。見学するには、午前5時半〜6時半に訪ねる必要があるんですね。

誰もいない

記念に、クロマグロの模型と写真撮影。築地市場で取引された最大級のサイズ(重さ496㎏、長さ2.88m)だとのこと。

 クロマグロと対話するかのような海男

クロマグロと向き合う海男の写真を撮っていて、ヘミングウェイの「老人と海」を連想しました。ちゃんと読んだわけではないですし、あちらはカジキやサメなどと向き合いながらの物語のようですが。

八十四日間の不漁に見舞われた老漁師は、自らを慕う少年に見送られ、ひとり小舟で海へ出た。やがてその釣綱に、大物の手応えが。見たこともない巨大カジキとの死闘を繰り広げた老人に、海はさらなる試練を課すのだが――。自然の脅威と峻厳さに翻弄されながらも、決して屈することのない人間の精神を円熟の筆で描き切る。

Amazon老人と海 (新潮文庫)より

青空文庫でも読めますね。

わたしたち中年も、今回の抽選をきっかけに、小舟で大海原に漕ぎだしたんだなあ。これからもきっといろんな試練があるだろうけれど、一つ一つ乗り越えていけたらいいな、私たちなちのやり方で・・・という妙な感慨にひたったのでした。

ここで一言いわせて下さい。
「わたし、沖に出てみるね。」

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【おまけ】「それでも、骨は残っている」 など

35'25"~「老人と海」について
→38'13"~「骨は残っている」(~43’00”頃まで)

21'55"頃~敗北主義(defeatism)「勝てないとわかっている道は避けて、別の道を探る」「人間は、負けるようにはできていないんだ」
(→23'00頃まで)

冒頭~「沖に出るね」
→4'10"頃~「不安より不幸を選ぶ」「不安という名の海に出て
(→8'00頃まで)
34'20"頃~「自分に本当に必要なことを選んでいく」「本当の意味でのクレイジー」等(→38'00頃まで)

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