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Xデザイン学校|Refrection #04 UXリサーチ

Xデザイン学校 マスターコースの4回目の講義(8/17 sat 12:00~17:00)が開催された。
お盆の連休の終盤での講義、鈍った頭を社会復帰に持っていくにはいいタイミングだった(笑

サービスデザインを学ぶにあたり、#2でビジネスデザイン#3でビジョンデザインを学んできて、今回のテーマはUXリサーチ。
学びのポイントをふりかえりつつ、記録に残しておきたい。


サービスデザインにおけるブランド体験の定義

UXリサーチの話に入る前に、改めて#1 ブートキャンプで取り上げられたサービスデザインにおけるアウトサイド・イン、インサイド・アウトに触れられたのが印象的だった。

企業などのサービス提供者がユーザーに提供したい体験(ブランド体験)と、実際にユーザーが体験するユーザー体験にはGAPがある。

ビジョンやパーパスに基づき、どの様なブランド体験をユーザーに届けたいのか。ここをしっかり考えておかないと、ユーザーの声のみに引っ張られがちになり、サービス自体が個別化したり、軸がブレるなどの問題が発生する。

ユーザーを理解し、ユーザーへ価値を届けることは大前提として必要であるが、サービス提供者としてのブランド体験の定義(インサイド・アウト)を戦略的に行い、ブランド体験とユーザ体験のGAPを埋める取り組みを心がけたい。
(心当たりあり、それを抜けるために試行錯誤しているところでもあり、改めてブランド体験の定義の重要性を実感した次第)

UXリサーチの手法・心構えについて

講義ではUXリサーチの各手法や心構えについての紹介が行われた。
手法については様々な専門書籍があることからここでは触れないが、リサーチにおける3ステップは心構えとして重要だと感じたため、ここに記しておきたい。

リサーチの3ステップ

  1. 調査計画:

    1. 他の人が再現できるよう詳細に記載する

  2. 調査結果の整理:

    1. ありのままの事実を整理する

    2. 分析しない!丸めない!!

  3. 調査結果の分析:

    1. 自分の解釈を記載する

    2. 調査結果との繋がりを示す

調査結果の整理で大事なことは、ナラティブを消さないことだ。生々しさの中に、インサイトが隠れている。

調査結果の分析、自分の解釈を、同じFACTを見た別のリサーチャの解釈とぶつけることも面白い。昨年に行った糸島でのフィールドワークで感じたし、リサーチではないがXデザイン学校のリフレクションシートも似ていて、他者の様々な視点・解釈を得られる。
分析においては、リサーチ対象者の価値観と背後の無意識的な行為を解きほぐす必要がある。対象者が前提として"やるべきこと"と思っていたり、無意識的な当たり前は言語化されないであろうから、リサーチャのフラットな目線での違和感や、ズレを捉える感覚は大事にしたい/心がけたいところだ。

おわりに

講義で学んだ内容を踏まえ、継続的にグループワークを通じて、活動テーマに対するサービスデザインの検討を進めているところ。
早いものでプログラムも次回で折り返しで、次回以降は今まで検討を進めてきたビジョンやリサーチ内容を分析・纏めていくフェーズに入っていきそうだ。

チームの検討状況としては、設定したビジョンのスコープが広いことから、もう少し絞り込みを図っていきたいところ。
引き続きチームで議論を重ねながら、学びを深めていきたい。


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