ベンチャーで働いたから分かった「即レス」の重要性
「スピード」な男たち
初めて、"ベンチャー"企業と標榜される企業に入ったときに
えらく驚いたのは、
とにかくメールや、チャットなどのレスポンスの速さだった。
当時、その会社の営業部長だった方は、
どんなときでも、5分以内に、レスが返ってきた。
「あんた、商談中やろ!!」
と内心いつも思っていた。笑
社内の仕事のやり方でも、
とにかくスピードは重要視されていて、
何か依頼を受けたら、
50%のクオリティのものを、その日に返すということを
多くの人が実践していた。
思えば、その会社で一番学んだことが、
スピードの重要性だったかもしれない。
即レスは重要か?
よく経営者はレスポンスが早い
というのをよく聞く。
名だたる経営者でも、そうらしい。
仕事というのは、相手の課題を解決することなので、
思えば、超ミクロな視点で言えば、
相手を待たせないということは、
相手の課題を即座に解決しているということでもある。
なにより、今その瞬間、答えをくれないと、
「こっちの仕事止まっちまうぜ!」
ということは実に多々あることだ。
レスが遅い人=仕事ができない?
でも、レスが遅いからといって、
仕事ができないかというと、
ただただ文化の違いなんだなと思う。
速さより、正確性を求められる仕事もたくさんあるはずだ。
でも、日常の仕事の9割は正確性よりも、
速さを求められている気がする。
時間をかけて、じっくりやっても、
実は出せるアウトプットはそんなに変わらない類の仕事ばかりだ。
クオリティより速さを選ぶべき2つの理由
僕は、どちらかといえば、何かをじっくりやりたいタイプ。
でも、アーティストでなければ、絶対に、
一週間かけて、80点のものをアウトプットするよりも、
その日に、50点のものを出した方がいい。
一つは、時間が経てば、相手の期待値も上がって、
結局、その期待に応えられない可能性が高いため。
その日に50%のクオリティであれば、それだけで、価値がある。
一つは、すぐに軌道修正ができるため。
相手の求めていないものに一週間も時間をかけてしまったら、目も当てられない。
その日にすぐに確認すれば、仮に相手の期待と違っても、
その場からすぐに軌道修正が可能だ。
じっくり考えることも重要
でも、やっぱりじっくり考えることも重要だな。
これは、特にリモートワークになってよく思う。
雑多な連絡がたくさんくるので、ノイズになって、
まっとうな思考ができてないと感じることがある。
だからこそ、メリハリが大事。
考える時間をしっかり確保して、やりたいことを実現できた上で、
なお、レスポンスが早い。
そういう人に、私はなりたい。(宮沢賢治風)
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