性格○ -性格の良い人が陥り易いトレードの罠-

　このnoteでは、性格の良い（素直な）人のトレードに注目して考察してみます。性格の良い（素直な）人のトレードとはどのようなもので、そのトレードに潜むリスクについて考えたいと思います。
　想定しているトレード通貨はBTCUSDです。

このnoteは以下のような人に特に参考になると思います。

・コツコツドカンで資金が思うように増えない人
・ロスカットを何度も食らってしまう人

　上記のような理由で資金を思うように増やせないのは、典型的な性格の良い人のトレードから抜け出せていないのが理由の一つだと考えています。このnoteが改善につなげるヒントになれば幸いです。

★改訂履歴
＊2021/06/13 改訂1：
　　全般的に一部の表現等を見直すとともに、記事を一部追記しました。
　　有料記事のエリアを若干見直しました。
＊2021/06/19 改訂2：
　　テーマ画像を変更しました。
　　全般的に一部の表現等を見直すとともに記事を再構成しました。
　　（論理展開を若干見直して、内容をわかりやすく改善したつもりです。）
　　有料部分と無料部分の両方について、一部内容と画像を追加しています。
＊2021/07/17 改訂3：
　　タイトルを変更（追記）しました。

　最初にこのnoteを書くことになったきっかけを簡単にご紹介します。以前、壇上さんとNO-WAYさんの三人で下記のようなやりとりをしていたのですが、壇上さんが「性格悪い奴のトレード」noteを書くと言われていたところに、「性格の良い奴のトレード」でコラボさせて下さいと半ば強引（笑）にお願いしていたというのが、このnoteを書くことになったきっかけです。このきっかけを頂きました、壇上さんとNO-WAYさんに改めて感謝します。

じゃあ、僕は「性格良い奴のトレード」で書きますのでコラボさせてくださいw
反面教師版ですかねw

— ショウ (@SkycloudSpring) June 9, 2021

　ということで、壇上さんのnote「性格✖️」を読まれた上で、このnoteを読んで頂くと面白さがさらにアップすると思います。

トレードで勝つとは

　それでは本題に入ります。まず、ほとんどのトレーダーは資金を増やすため、言い換えれば勝つためにトレードをしていると思います。

　トレードで勝つとはどういう意味でしょうか。価格が安い時に買って高い時に売ることができれば、利益を得られるのでトレードに勝ったと言えると思います。これは簡単に考えれば、価格チャートを見て上がりそうなら買って、下がりそうになったら売れば良いだけと思えるかもしれません。（高安売買が逆の時も同様）

　僕は、トレードで勝つとは「他のトレーダーに勝つ」という意味があると思っていて、これがとても重要だと考えています。
　価格が安い時に買うには価格が安い時に売ってくれる人が必要ですし、逆に価格が高い時に売るには価格が高い時に買ってくれる人が必要です。

　もし、価格が安いので買おうと思った時には、他の多くのトレーダーも同様に安いと思っていて買おうと思っているはずです。一方で、売ろうと思っているトレーダーは少ないはずなので売り板が薄くなっていることが考えられるので、トレーダーが買い始めると一気に価格が上がってしまい、もはや安くなくなってしまいます。
　ここで重要なのは、他のトレーダー達よりも少しでも早く先に買わなければ、安く買うことができないということです。

　ですので、トレードで勝つには他のトレーダーに勝つ必要があります。トレードをしている時には、チャートと戦っているのではなくて、敵である他のトレーダーと戦っていることをまずは自覚することが非常に重要になります。

　少し極端かもしれませんが、他のトレーダーを出し抜けるくらいに性格が悪くないとトレードで（継続的に）勝つのは難しいのではないかというのが僕の意見です。（普段は性格が良くても、トレードの時には性格が悪くなるくらいじゃないといけないのではという意味ですね。）

　このnoteでは、「性格が良い（素直な）人」がトレードをするとどうしてトレードで（継続的に）利益を出すのが難しいのかを取り上げたいと思います。言い換えれば、性格の良い素直なトレーダーが性格の悪いトレーダーにどのように出し抜かれてしまうのかを具体例を交えて考えていきたいと思います。