見出し画像

【推し活ELECTRA】ラストマッチはあなたと:福岡戦(H)

鬼木監督(以下、オニさん)が退任することが決まり、ホーム最終戦でもある福岡戦がラストマッチとなった。
風間さんの最後しか知らない私にとって、オニさんのいた8年間が当たり前のようなもんだった。
そのオニさんが辞めちゃうというと切なくなるし、寂しくもなる。

ああ、これがロスなんだなって。

そう思いながら、12月8日にチケットを取って、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu(等々力)に向かう。天気もよく、イベントも盛況だった。
この日のイベントは陸前高田ランド。岩手県陸前高田市のものが等々力にやってきたのだ。

時間になったので、スタジアムの中に入った。しかし会場に入ったけど、席が見つからない。この日のチケットは完売ということで、推定2万5千人はいるということ。立ち見も出てきても当たり前だ(立ち見を作るならチケットを安くして!というのは内緒だ…エスコンじゃあるまいし)

そんなわけでスタメン。

オニさんらしい決め方。調子の良さで選手を決める。お疲れモードの選手は休ませたり、リザーブにさせる。

そんなわけでキックオフ。

選手がゴールすると、みんなでオニさんのところに駆け寄る。それだけでも泣けた。アキさん(家長選手)も、悠(小林選手)も、みんな来た。

うわーん、どうしよう。この感情、ぐちゃぐちゃやー!!!

結果、3-1で勝ったんですけど。
本音を言うとクリーンシートで、なんだけど勝てばええねん!ということで。

勝ったあとだから、その後のセレモニーも良すぎて。

ああ、オニさんってこんなに愛されたんだなって。
フロンターレの勝利の歴史を作ってくれたからなおさら。
いなくなるのって寂しいなあ。

ちょっとセンチメンタル。オニさんといる時間がどんどん減っていく。

最後はこれ。
(※梶が谷クリニックさんは、フロンターレのスポンサーさんです。『おしりの守護神』で有名な)

うん。
やっぱ、寂しいよ。例え、鹿島の次期監督という話(※最終戦当時)なんてあるけどさ……

ありがとうございました――としか、いえないよ。

終わってから、すごくぽっかり穴が空いた感覚。
解散式が麻生グラウンドであるときは公開してくれたけど、それも非公開になっちゃったから会いに行けない。
すごく寂しい。
2024年の川崎フロンターレがこんな形で終わっちゃうんだもの。

絶対に終わらないと信じてたこの恋も
こんな風にして終わるのですね
今から寒い冬が来るというのに

小谷美紗子「こんな風にして終わるもの」より

シーズンが終わると、何故か小谷美紗子の「こんな風にして終わるもの」がグルグルまわる。誰かがいなくなるんじゃないか、さよなら言えないまま終わるんじゃないかって。

でも、オニさんにはちゃんとさよならが言えたよ。ありがとうっていう形で。
新しいところでも頑張って、なんて言えないけどさ。

今日から君は大きな海へ
旅立っていく
小さな舟を こぎ出すように
もう 君は1人じゃない
律子に乾杯!
どんなにいい言葉よりも
僕にはこれしか見つからない
あたり前の言葉で
気がきかないけど
心の花束贈ります
「しあわせになれ」

とんねるず「律子に乾杯~スピーチの代わりに~」より

これが少しだけ、しっくりきた。
オニさんの行くところが大変な世界だとわかってるけど、それが選択した道ならいいんだろうなって。
そんな風に思っている。