【ケッコンカッコカリ】ウェディングドレスを着てみたいのです
※妄想とか、フィクトセクシュアルとか、センシティブな表現があります。ご注意ください(クロサキナオさん、こういう注意書きをしてごめんなさい)
自分の心に正直になろう、と思った瞬間湧いてきたのが「結婚できないまま死ぬ可能性もあるから、着れるときにウェディングドレスを着よう」というものだった。
そして、note通じて知ったソロウェディング。検索したら、「推しと結婚式を挙げられる」というものが出てきた。その時は「はあ?!」と思ったが、それもありかなって思っている。
フィクトセクシュアルの皮を被らざるを得なくなりそうな私、推しは3次元の存在だ。なぜこの表現にしたかというと、リアルの彼とは別物にしたいという感情があるからだ。彼への名誉毀損になりかねないので、あえてこの形にした。
実際、この表現にしないと叩こうとする人間が存在しているのもあったし、私自身への感情を否定しちゃうこともあるので。
別に逃げてるわけではない。ただ、自分の感情を見つめて、「こうしたいな」と思ったからその行動に出ただけのこと。
若い時、中世の未婚女子の話を聞いたことがある。未婚のまま死ぬと地域の長老(司祭など)が「処女のままだと可哀想だから」といって行為をしたといっていた。その時、ゾッとした感情を思い出した。また、日本だと年をとっても未婚だったり、処女のままだとオニババになるとも聞いたことがある。今は多様化してるとはいえ、メディアなどを通じて恋愛や結婚をすることが当たり前のように推奨されている。18禁のギャルゲーのような世界になるのも時間の問題だと思っていた。
私はそれが出来ない状態で今まで生きてきた。でも、じっくり考えると、女子に生まれたからにはドレスは着たい。結婚式の経験をしたい。キラキラとしたものは大好き…それならソロウェディングというサービスが存在しているのだから、それを利用したらいいじゃないかと思った。
幸い、ソロウェディングをやってるサービスは存在していて、自宅から通える場所に提供されている。面白いし、興味もあるから話を聞きたいと思った。勢いと愛で、カウンセリングに申し込むと6月にやれることが決まった。
カウンセリングまでの間、どんな形にしたいかイメージしたくて色々テキストを読んだ。雑誌『ゼ●シィ』は最新号を買うには中途半端な時期だったので買うことはなかったけど、ソロウェディングというのが楽しみになってきた。
なりたい姿を目指すなら、そこにふさわしい姿をイメージして行動したらいい――
そういう言葉をよく耳にする。例えば豊かさを体験したいなら、ホテルのラウンジを利用してそれを味わうとか、結婚したいならウェディングドレスを着て写真を撮られている自分の姿を見るなどの経験を先取りするのだ。とにかく経験しなきゃ何も出来ないし、イメージも出来ない。
多分じゃなくても、私がウェディングドレスを着たいというのは、自分が好きな人と結婚したいという感情があるからその先取りじゃないかと思っている。
こう書いていると、私主体で行動しすぎてる面が強く出ている。しかし、『推しと結婚したい』女子なんてそんなものじゃないかと思っている。夢の中で「結婚しよう」といわれたからやった、という話はあるけど、好きな人と結婚したいのがあるなら、先取りでやってもいいじゃないかと思っている。
現実的には無謀でメチャクチャな設定であっても、イフ(if)の世界ならそういうのをしたいならいいじゃないかと思っている。性癖的にフィクトセクシュアルとかいってたなら尚更。
とにかく、私は自分の心の中で「やりたい」と思ったから、ウェディングドレスを着たいとも思っている。