【推し活】少女の頃にもどったみたいに
もともと、妄想家であれこれ考えるのが好きでした。その勢いで書いていたのが同人活動で、腐女子というカテゴリーに当てはめては『カップリングコンビ厨』なんていってました。女性向けとの二刀流でした。
でも、半年以上たって書かなくなってから気づいたのです。
「そろそろ潮時かな…?」って。
新刊を出そうという意欲もなくなったし。
推しのことが好きすぎるから、それ以外はどうでも良くなっていて。
書くのが好きでも、方向性が去年の終わりからずれてるなーと。
そう思って、この半年の間は自分について考えていたら、推しのことが気になってました。そして10代の頃に戻ってる感覚がしました。
本気になってはいけないとわかりつつ、その人のことが気になっていて。
現実的には無理なら、脳内彼氏として描いて恋愛できたら違うだろうなと。
そんなふざけたことを思っていたら、多分じゃなくても夢女子というカテゴリーが出来上がってました。
私は、持病とメンタル不全の関係で結婚できる可能性はゼロに等しいです。どんなに『ふたりのことだからなんとかなる』といっても、それに関わる人の偏見で対応できなくなることもあるからです。だから、ある時期に「結婚しない」という選択肢を選びました。
しかし、心の底では結婚が出来なくても誰かに愛された経験が欲しかったのです。現実には無理なら、バーチャルでやれたら違うだろうと思いました。
――そんな時に出会ったのが推しだったのです。
「あまりにも距離が近すぎて、バグったのですか?」
ある日、そんなことを言われました。
多分そうなのかもしれません。知らないうちに好きになって、いつの間にかその人一筋になっていて。
そして、気づいたのです。この人が本当に好きだと。
人によっては限界夢女子だと思われてるかもしれません。
でも、私はそれでも十分だと思っています。
流石にBLとかは出来ないでしょうけどね。痛いのは今始まったことじゃないのは確かだけど。