【推し活ELECTRA】夏の公開練習
週末、公開練習があるということで行くことにした。ただ、熱中症アラートが出た場合はファンサービスが中止になるということだ。
それは仕方がないことだと思ってる。連日の気温が35度超えたという勢いだから。
その前夜にお友達からメールが来て、「明日行きますか?」と聞かれたので「行く予定だよ」と返した。そして、久しぶりに手紙を書いた。
夜に書く手紙はろくでもないというから、朝起きてすぐ文章に起こした。
家に出る頃、天気ニュース関係のTwitterで「熱中症アラート発令中」とあって、同時に公式Twitterで「本日はファンサービスありません」と出ていた。
(……仕方がない)
そう思って、電車に乗った。
チームの練習場につくと、なんだか忙しなかった。偶然出会ったフォロワーさんが言うには、熱中症で倒れた人がいたらしい。
その方と一緒に見て、途中普段はプレスの人しか公開しない場所への提供となった。そして、前夜にメールをくれたお友達と合流して一緒に見ることにした。
日差しが強くなり、来ていた見学者だけじゃなくて選手たちでも途中離脱するのが出てきた。今日みたいな日だと仕方がない。鍛えているアスリートでさえもこの日差しは強敵だ。
そして、練習が終わった頃――見学者が選手見たさにクラブハウスに近い階段に殺到した。出入り口が棒で塞がれていて、帰るにも帰れない状況だった。
その先は個人的なこともあったので割愛するが、詳しいことはこちらにて。
とにかく熱中症の人が麻生から出たということだ。今後について、多分チームで何かしら決めるかもしれない。実際、他のチームだと練習時間を夜間に移行してファンサービスを中止にしたり、夏の間は練習を非公開にしているところもあるという。
練習場は山の上にあるため、『登山しに行く』という言葉で言われることもあるほどだ。その分、日差しが強いと標高も高いので影響を受けやすい。
熱中症対策をするには、チーム側の判断も大事だが見学者側もそれなりに対策を立てなきゃいけないと思っている。水分や日傘(コミケの民なので状況によっては日傘だとどうしても戸惑ってしまうが)、帽子などを用意することも大切だが、日常の健康管理も大切ではないだろうか。
例えば、昨日から始まったパリオリンピックが時差の関係で、日本時間だと深夜~早朝に試合などが行われることが多い。開会式に至っては深夜26時半からだった。それらを見たいがために夜ふかしをし、睡眠時間を削ってはいないだろうか。また、夏休みなどで昼夜逆転したり、暑くて食欲が出ないからということで素麺などの軽いものしか食べないことはないだろうか。人が日中活動するには、素麺だけでは力が出ない。ちゃんと栄養管理が出来ているだろうか。
体調管理も人としてやらなきゃいけないことだが、小さい子どもさんなど親がやらなきゃ出来ない場合は、そちらにも手をかけなきゃいけないと思っている。睡眠と食事は大事だと思っている。最近の情報によると、睡眠時間が足りないと太るという話を聞いたことがあるほどだ(ダイエットをしてる人は食事を減らすことより、睡眠時間を長く取ったほうがいいという)
公開練習の時に熱中症の人が出たということで、Twitter(X)では「自己管理」「自己責任」みたいな言葉が出てるだろうけど、それは出来ているのが大前提。若い人だと「体はなんとかなる、推しに会いたい」という気持ちが勝って、どんな状況でも行っちゃうことだってあるかもしれない。よくある、「朝までオール」という経験みたいなやつ。どんなに辛くても若さで勝負できちゃうけど、それが出来るのは一時期だけ。それほどこの夏は厳しいし、年令による体力は年々落ちていくのだ。それに気づくことが大切かもしれない。
そして、「体調管理に自信がない」「いつもなら大丈夫だけど違和感がある」と感じたら、潔く帰る勇気も必要ではないだろうか。勇気まではいかなくても、選択肢として持っておくことが大事だと思っている。
最後に、今日の公式発表についての判断は「よかった」と思っている。ただ、今後についてだが8月いっぱいまでは公開練習およびファンサービスは中止にした方がいいのではないだろうか。私が公開練習で見学し始めた10年前と比べても気温がおかしくなってるし、人数も増えている。それに関して、いろんなアクシデントも増えているだろうし、考え直す機会なのかもしれない。
推しに会いたい、という気持ちはわかる。だけど、かえって推しやその関係者に心配されたらどうだろうか。そうされないためには自分の判断も大事であるのと同時に、日頃から生活を整えることも大切ではないだろうか。
――この夏は、異常な暑さが続いている。
【追記】
推しに渡したかった手紙は、なんとか渡すことが出来ました。本人じゃなくて、スタッフさん経由だけど。