【家計を考える1】家計の黄金比率について
皆さん普段家系はどのように管理していますか。
私の家では、私が管理しています。
生活する上ではどの家庭にも必要な、項目それぞれの割合について調べました。
様々な考え方はあるいますが、今回、エリザベス・ウォーレン(米国の上院議員であり、ハーバード大学の元教授)が提唱した「家計の黄金比率」についての解説です。
家計の黄金比率は、「50/30/20ルール」として知られています。このルールは、収入を3つのカテゴリーに分けて管理するシンプルでわかりやすい方法です。
①50/30/20ルールの概要
手取り収入を以下の割合で配分するのが基本です:
1. 50% - 必要経費(Needs)
• 生活に欠かせない支出に充てます。
• 例:
• 家賃または住宅ローン
• 食費(基本的な食料品)
• 光熱費(水道・電気・ガス)
• 通信費(最低限の携帯・インターネット料金)
• 保険料(医療保険、生命保険など)
• 通勤や移動のための交通費
2. 30% - 自由経費(Wants)
• 必需品ではないが、生活を楽しむための支出に使います。
• 例:
• 外食やカフェ
• 娯楽(旅行、映画、趣味など)
• ブランド品や贅沢品
• サブスクリプションサービス(Netflix、Spotifyなど)
3. 20% - 貯蓄・投資(Savings and Debt Repayment)
• 将来に備えるための貯蓄や資産運用、または借金の返済に充てます。
• 例:
• 定期預金や貯蓄
• 投資(株式、投資信託、401(k)など)
• 学費や住宅購入のための積立
• クレジットカードの返済やローン返済(利息負担を減らす目的)
②50/30/20ルールのポイント
• 手取り収入が基準
この比率は税引き後の収入(手取り)を基準に計算します。税金を引かれる前の収入ではない点に注意が必要です。
• シンプルさが魅力
このルールは複雑な家計簿をつける必要がなく、収入を大まかに3つに分けるだけなので実践しやすいです。
• 柔軟性がある
家族構成や生活費の違いに応じて、比率を多少調整することが可能です。
具体例で解説
手取り収入:月20万円の場合
• 必要経費(50%): 10万円
• 家賃:6万円
• 光熱費:1万円
• 食費:3万円
• 自由経費(30%): 6万円
• 趣味・娯楽:3万円
• 外食:2万円
• サブスクリプション:1万円
• 貯蓄・投資(20%): 4万円
• 貯蓄口座への預金:2万円
• 投資信託:1万円
• 学費積立:1万円
③50/30/20ルールのメリット
1. シンプルで実践しやすい
誰でも理解しやすく、収入が多い人も少ない人も取り入れやすい。
2. バランスの良い家計管理
無駄遣いを防ぎつつ、貯蓄や投資を確保する仕組みになっている。
3. 目標設定がしやすい
各カテゴリーの支出が明確になるため、どの部分を見直すべきかが分かりやすい。
※注意点
• 高額な固定費がある場合
住居費や保険料が手取り収入の50%を超える場合、ルールを守るのが難しくなるため、支出の見直しが必要です。
• 貯蓄が少ない場合
20%の貯蓄を確保するのが難しい場合は、自由経費(30%)を削って調整するのが効果的です。
④かいちゃんちではどうしてるか
1.住宅(必要経費)
2.日用品(自由経費)
3.趣味・娯楽(自由経費)
4.自動車(自由経費)
この4つに分けて管理しています。
ここについては、また改めて私の考えをお伝えすることにします。
エリザベス・ウォーレンの「50/30/20ルール」は、簡潔かつ実用的で、多くの人にとって家計管理の基本として役立つ方法です。特に家計管理が苦手な方や初心者におすすめの手法です。
ぜひ、試してみてみては。
以上