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ストラスブールのクリスマスマーケットで泣いた話

フランスのアルザス地方、ストラスブール&コルマールのクリスマスマーケットにずっと行きたくて、今回ようやく行くことができた。

ストラスブールのクリスマスマーケットは1570年から始まったと言われ、欧州を代表するマーケットの1つである。
ドイツとの国境に位置するので、ドイツ文化とフランス文化が融合した街。
肉料理やチーズをメインとした温かいアルザスの郷土料理もなかなかだった。

シュペッツレ
タルトフランベ


その日は夜になると、ストラスブールの旧市街一体が霧に包まれ、まるでロンドンみたいな雰囲気だった。

屋台のあたたかい雰囲気に包まれながらマーケットをぶらぶらしたり、クリスマスツリーの写真を撮ったりしていたら、タイミングよく、ツリーの方でクリスマスソングが流れ出した。
音楽とともにツリーが更にキラキラ光り、歩いていた人々がみんな足を止め、スマホのカメラとともにツリーに視線を向けた。

霧に包まれたクリスマスマーケットツリー
霧に包まれたノートルダム大聖堂

バックの霧が幻想的な雰囲気を醸し出し、Oh christmas treeとWe Wish You a Merry Christmasの曲が交互に流れ出した瞬間、「大好きなクリスマスを、私は大好きなヨーロッパで過ごせているんだ。」という感情がじわじわと溢れ出てきて、気づいたら動画を撮りながら泣いていた。
元々涙もろいタイプではないが、あまりにも幻想的すぎる雰囲気に、自然と涙が溢れた。
一度全世界の人に見てほしいと思うほどとにかく素敵で、あの光景は一生私の脳裏に焼き付くだろう。

ある物に触れた時に感じる感動は人それぞれだが、この先何があっても、私はこういった感受性を失わない人間でありたいと思った。

教会のプロジェクションマッピングが綺麗だったコルマール

できるならクリスマスシーズンは毎年ヨーロッパで過ごしたいものだ。

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